2.5次元コスプレダンスユニットのアルスマグナが13日、3rdアルバム『アルスロットル』をリリースした。2回目となる日本武道館公演で幕を開けた今年。柔道家・篠原信一氏扮するシノ爆ロックとコラボした「全開で行こう」など3枚のシングル、更には「ヒーローショー」をテーマにしたツアーをおこなうなど、活躍著しい1年だった。しかし、彼らのなかでは、試行錯誤の連続で「アルスマグナとは何か」を問う1年でもあったという。その年の出来事を記録する集大成の意味合いを持つアルスのアルバム。今作にはどのようなドラマが収録されているのか。この年をどういう想いで乗り切ったのか、インタビューで迫った。【取材=木村陽仁/撮影=片山 拓】

神生アキラ「重」手にした「アルスマグナ」

――今年は日本武道館から始まり、怒涛の1年でした。振り返って思うことはありますか? 今年を漢字一文字で例えたら…ということも含めて教えてください。

神生アキラ

神生アキラ 2017年はずっとライブやイベントをしていたという実感はあるんですけど…。漢字一文字で言えば「重」。重くもあったし、いろんなことが重なった年でもあったなあと。いろんなものがウエイトとしてのしかかっていた時もあったという感覚です。走り抜けたということではなくて、何か重りをつけて走ったような。でもそれが苦だったかといえばそうではなくて。全部が重なった1年でした。

 ライブはライブ、イベントはイベントと一つひとつしっかりやっていった感覚はあるんですけど、何かこう成し遂げたかと言われると(答えるのに)難しいなという。アルスという輪、広がりがあるとしたら、それをいろんなところに持って行っただけで、その空間がすごく大きくなったとは思えなかったというか。

 例えば、ペットボトルにある水。いつもだったら容器をいろんな大きさに変えて持って行っていたけど、今年1年間は同じペットボトルをいろんなところに持って行った感覚なんですよね。

――今年の初めはどのような年にしたいと思っていましたか?

神生アキラ 今年の初めは有り難いことに日本武道館(での単独公演)だったんですけど、日本武道館は2度目だったから、1回目とは同じ思いにはなりたくないという気持ちが強くて。もちろん日本武道館はすごいところなんだけど、日本武道館に私立九瓏ノ主学園やアルスマグナの空気感を詰め込んだやろうという思いがあった。今年がそこでのスタートだったから、武道館を経て、いろんなところに行った感覚。「新しいこと、とんでもないことをしてやろうぜ!」ということではなくて、「アルスマグナです」というのを、年間を通して、同じキャパ数でいろんなところに見せに行ったという感じですね。うまく表現はできないけど、ネガティブとポジティブが混ざった1年でした。

――この1年を左右したということはそれだけ日本武道館はとても大きなものだった?

神生アキラ 大きかったと思います。武道館ってすごいじゃないですか。でも、自分が思っている以上だったというか、他の人に言われてその凄さを自覚するというか。「武道館2回ってすごいよね!」「いやいやいや」みたいな。今年のスタートがまずそこだったのが大きかった。他のアーティストさんから「やっぱりすごいですよ」とか「どうやったら行けるんですか」とか「アドバイスください」とか言われて気付かされたんですよ「その覚悟がなかった」と。自覚はしてるんですよ。でも思った以上にまわりの評価が高い。「そこに追いつくためにはどうしたら良いんだろうな」と思っていた1年でした。

――とういうことはこの1年は考えながら進んでいった?

神生アキラ そうです。そういう感じでしたね。「これだ!」というしっかりとしたものではなくて。

――この先、振り返ったときに「この年はすごい年だった」と思えるかもしれないですよね。

神生アキラ そうですね。そう思えるようにいつも行動はしたいんですけど、今年1年間はいろいろと、例えば楽曲とかでも方向が一瞬分からなくなったこともあって。「アルスの楽曲ってどういう曲だっけ」という悩みもあったり、それが結構最初の方だったので…。そういうのも影響はしていると思います。

――となると、原点回帰した「チョークスリーパーまり子先生」が出来たのは大きいですね。

神生アキラ でかかったですね。「アルスの曲はなんだろうね」という課題が一つあって、その答えが見出せずにいた時期があって…。この作品も最初の企画段階では違うものだったんですよ。最初に話があった作品案に対して「本当にそれでいいのかな」というのがあって、メンバーともそういう話になって。初めてですかね、楽曲とかに対していろんな方に直談判で「やっぱり違うと思う」とみんなで言いに行ったのは。それで「もう1回初心に帰ろう」となってこの曲が出来たんです。そこはすごくすっきりして。企画が立ち上がったのは8月でしたけど、リリースの10月頃までになんとか(気持ちの上でも)シフトチェンジができて。

――いろいろと考えていた1年ということでしたが、そのなかでもこの楽曲によって揺るがないものが出来たことは心強いですね。

神生アキラ そうですね。「やっぱこうだったよね」と言えるものが一つ出来たので、それも一つ大きかったなと思えます。

神生アキラ
神生アキラ
神生アキラ

泉奏「道」変わらないまま変わること

――泉奏さんはいかがですか?

泉奏

泉奏 初めてのことや改めてもう一度というのがいろいろあった年であって…でも先に進んだかと言えばそこまで進んではいなくて、今いるエリアを拡張していっている感じで、ロールプレイングゲームで言うと、行ける面、ステージは増えたけど、それぞれクリアしていない段階の年だったかなと思います。2度目の武道館や番組の復活があった一方、パシフィコ横浜でのライブや、ツアー、初海外ワンマンなど初めてのこともたくさんあったんですけど、そこに向かえる自分自身のキャパの広さは見られたけど、そこを(達成感や満足、能力で)埋められたかといえば埋められていない自分の悔しさもあって。それがすごく出てきた年だったなと。

 アキラと二人でやっている「me can juke(ミカンジュク)」のワンマンだったりとか、そういう面でもいろんなことに挑戦させていただいたし、ツアーも毎年やらせていただいたり、毎回、やさせていただく有難味も感じる年でもあったし。でもそこに対して、変わりたくない自分と変化していかないといけない自分のハザマで戦っていたり。向き合える時間があったかといえばそうもなくて。いろんなものと戦って、いろんなことを考えて、成長するための種を自分のなかにずっと抱え込んでいた年でした。

――「変わりたくない自分」と「変わらないといけない自分」、具体的にはどういったところですか?

泉奏 もともとの思いといいますか、根本です。アルスマグナに入って、ダンスをやって、それが好きだと言われて、その喜びを感じていた時の思い。もちろん、バラエティとかも楽しいですし、大事なんですけど、でも根本は「そこだったよね」と。そこの部分に関しては練習もおろそかにしたくはないですし、ライブを主としてやってきているグループなので、ライブという空間を通して、皆さんに楽しい時間や非日常を提供してくことを軸に、いろんなことをやっていかないといけない。それは、いろんなことをやらせていただくなかで改めて感じられた部分だと思います。ただ、新しいことをやらせていただいたときに、そこに何かを残せる実力はあったかと問われればなかったなという現実も突き付けられました。いろいろと頑張らないといけないこと、自分がやるべきことがたくさん見られた年だったなと思います。

――自分の理想像を見つけられた半面、それに対する今の自分との差も突き付けられた? そのギャップに苦しんだというところもありますか?

泉奏 まさにそうですね。でもそれがないといけない気がして。それがあるからこそ人生は面白いと思うんです。武道館に行きたくて頑張って実際に行けて、何かを目指す場所というか、やらないといけないことが増えた分「やってやろう」という気持ちが高まっている。それは日々の生活の活力にもなっているので、良いことだと思っています。

――漢字一文字で表すと?

泉奏 「道」だと思います。それは一本道ではなくて、枝分かれしている道がたくさんあるイメージ。今までライブを通して出来た大きな太い道が前提にあって、それをみんなで並行になって歩いている。でもそれぞれが個々で行ける道も増えていて、そうした道に行くことで新たな出会いもあると思うし、当然可能性も。そういう道が増えていった年、でもその先はまだ見えていない。その道を広げるのも自分たち次第、それをメンバーと一緒に歩くのか、アルスを背負って個人として歩いていくのか。応援してくれているメイト(ファン)さんにいろんな景色を見せられのかも自分次第だと思えているので、この年は「道」として受け止めています。

泉奏
泉奏
泉奏

九瓏ケント「足」吹っ切れて見えた情熱

――先生はいかがですか?

九瓏ケント

九瓏ケント こう振り返ると心に残っているのが「吹っ切れた年」だったなと。ずっと、「何かをしなきゃいけない」と追われてやってきたので。今はどうかというと、すごく楽しんでいます。と言いましても、ただ楽しんでいるだけでもなくて。武道館では「新しいものを見せなきゃいけない」と思っていたんですけど、パシフィコでは「新しいものを見せてやろう」という意識変化が少しずつ表れていて、「チョークスリーパーまり子先生」の時はだいぶ変わった。この振付は、最初はボツが多くて、追われている感じがありました。でもライブでその曲をやって実感するのは「やっぱりこれだよね」ということなんです。

 過去に踊ってきたものやミュージックビデオを定期的に見ているんですけど「辛かったな」と思うことが多いんです。でも「まり子先生」は「すごく楽しかったな」と思える。制作段階の後半になるにつれて「楽しい」と思えるようになっていった。それは、最初の方の僕は「あれしなさい、これしなさい」「こうしようと、ああしようよ」とすごく切羽詰まっていたんです。でも今は逆に楽しいという気持ちでいっぱいです。

――何かきっかけはあったんですか? ずっと悩んできたけど、急に晴れたような?

九瓏ケント 知恵の輪みたいに? いろいろやってきたけど出来なくて、でも急に外れたみたいな? そんな感じ(笑)。でもはっきりとした原因はわからないんですけど「任せよう」と思うようにしたのと「俺、そんな出来ないからいいや」と一回捨てた瞬間があったんですよ。「俺、そんな出来ねえよ」「俺、無理だよ」となりそうな時があった、むしろそこまで行きました。それで背負い込まないようしたら楽しく思えた。そうなってもみんながちゃんとやってくれているし。

 ところでパシフィコでやりたかったことがあって。「サンバDEわっしょい! feat.九瓏幸子」のボーカロイド版があるんです。それをいつか編曲してやりたいなって思っていて、それで実際に音を作ってやって、「まあ楽しかったですよ!」。ライブ1回1回が超楽しい!(笑)。前はそんな風に思っていなかったかもしれない。いやでも、楽しいとは思っていましたよ。だけど「やんなきゃいけない」ということに追われていたと思うんです。今は本当に楽しい。

 「ガー!」とやると意外と出来ないんだなって。もうちょっとゆとりを持って、いろんな角度からみて変えていく。あと自分で形を変えるよりも、「人が変える」という力を待つというのも意外に良いことかなと。「なんでもかんでもやらなきゃ」と思い過ぎていたのは反省の部分でもありますね。

――今年を漢字一文字で表すと?

九瓏ケント 足りないという意味で「足」ですね。もっとライブをやりたいですし、もっと新しいことをやってみたいなと。もちろん個人の活動もあるんですけど、やっぱりアルス5人の世界をもっと次の…「こういうの面白いんじゃない?」ということを話して、実行するというのもやっていきたい。やりたいことがいっぱいあるんです。先の「楽しい」というのがこういうことに繋がってきているかなと思います。「やんなきゃいけない」が「やりたい」というのに変わったのは大きいです。

九瓏ケント
九瓏ケント
九瓏ケント

榊原タツキ「前」成長を目指し進む

――タツキさんはいかがですか?

榊原タツキ

榊原タツキ 今まで経験したことが少しもったいなかったなあと思える時が多々あって、今まで番組に出させていただき時も「こうすればよかったな」と反省して…反省の1年。ライブのパフォーマンスもそうですけど、ちょっと工夫をすればもっとみんなに近づけたんじゃないかなとか。もっと違ったんじゃないかと思う場面が多くて…ねえ(涙)。

九瓏ケント 急にどうした?

榊原タツキ ね。インタビューもそうですけど、終わってから反省することが多くて…これ反省なんですよ…。

一同 笑い

泉奏 楽しかったことはないんですか?

榊原タツキ えへ。楽しかったんだよ。その反省があって、次挑んだ時に、少しでもみんなを笑わせてたり、大人が反応してくれたときに「あ!勝った!」と思うことがすごく楽しんですけど、でもやっぱり反省は尽きないというか、やっぱ前を進んでいかなくちゃ成長が出来ないというか。今までが留まっていたから、なんかもったいない時間を過ごしちゃったなと思う1年だった。

泉奏 もっと頑張ろうと思える1年だったということでいいですか?

榊原タツキ そうなの! だから頑張るの。これからも。

一同 笑い

榊原タツキ だから次のインタビューはもうちょっとパワーアップします!

泉奏 もう次なんですか? 今ですよ(笑)。

榊原タツキ 昨日の夜も反省をしてメモって来たんですけど…。メモを忘れちゃったの、家に…。これも反省なんですよ。ホントごめんなさい。でも残せるように頑張ります、今日も。

泉奏 でもいろんな意味で残せていますけどね。いろんな面で頑張ろうと思った1年でいいですか?

榊原タツキ うん。

九瓏ケント 携帯(電話)とかに(言うことを)まとめんじゃないの?

榊原タツキ メモ帳を買ったんです。この間のLOFTさんでのイベントの時に。忘れちゃった…。という反省が今までもあったので、今年はそうやって意識を変えられた…変わってないな…変えられた年になったと思っています。

――漢字一文字では?

榊原タツキ 「前」です。

泉奏 全然向けていないですけどね(笑)。

榊原タツキ 向くしかないんですよ!

泉奏 どちらかと言えば後ろですねけどね(笑)。

榊原タツキ だから、ちょっと後ろを向いていかないようにしようとした1年。

泉奏 前を向いて行きたいという思いを込めてですね。

榊原タツキ そう。

――反省を踏まえての「前」ですね。

榊原タツキ そう。進んでいこうと思って。

泉奏 笑いは取れたかもしれませんね(笑)。

榊原タツキ あ…。本当に後悔だよ…。

榊原タツキ
榊原タツキ
榊原タツキ

朴ウィト「挑」試行錯誤の1年

――朴さんは?

朴ウィト

朴ウィト 今年1年は、アルスマグナとしても、朴ウィトとしても挑戦をずっとしていました。一つひとつに対して自分としっかり向き合って行けたと言いますか。こういうときどうしていけばいいか。アルスマグナは人数が多いので、どこで生き残れるんだろうと。番組にしても何か僕らしさとか、どうすれば朴ウィトという存在を残せるんだろうとか。ワンフレーズでも良いと思うんですよ。「この時の朴の顔ヤバい!」でもいいんです。そういったところをどうやって残していこうとか、それをずっと考えて悩んで本番に挑んで「あ、出来なかった」とかそれこそ反省じゃないですけど「次はこうしよう」とか。自分のなかで考え直して挑んでいった年です。

 アルスマグナとしては、みんなが言っていましたけど、新たなことということよりかは、「こういう僕たちなんです」と提示していたった年だと思うんです。そのなかでもよりキャラクターとして、朴ウィトとしての存在を濃くしていくために、客観的にみて「こうしていこう、ああしていこう」という答えを探しにいっていた。たとえ答えがわからなくても「やってみよう」と挑んでわかったこともありますし、「これだ」と決めて挑んだ結果「やっぱこれだったんだ」と思えたものもありました。実践で答え合わせしたという感じでした。

――そこで確固たるものはみつかりましたか?

朴ウィト 僕が考えた“プリティじゃんけん”という方法を、『半熟男子の野望』(アルスマグナ〜半熟男子の野望2HYPER〜、TOKYO MX)内で取り上げてくれたりとか、アルスマグナの真骨頂のダンスでセンターをやらせてもらって、アルスマグナとは別のアーティストさんに振付もさせてもらったり、いろんなことにチャレンジして「朴ウィトはダンスだよね」と認識してもらえたことが大きかったと思います。先ほども言いましたが、一個に対する思いがちょっとずつ強くなっていた年だったと思います。「自分を出したい」「何かを残したい」でもその方法がわからなくて考えて。「やってみて失敗した。でもこれは良かった。もうちょっとこうだった。ほかのアイデアが出てきた」というのを一個一個考えて挑戦しました。

――「たまたま出来た」ということではなくて「計画・実行・チェック」を繰り返し、その可能性を探ったんですね。漢字一文字では?

朴ウィト 挑むの「挑」です。先ほどの話の通り、挑戦した年でしたので「挑」と、あともう一つ、挑発的になりたいとも思っていて、尖っている人がいない気がするんですよ。なので2018年はイケイケな感じ、尖っている感じの朴ウィトもいいんじゃないかなと。来年の目標も踏まえてこの漢字を選びました。

――そうなるとアキラさんとかぶるところも?

朴ウィト いやいやいや…。そうじゃなくて…(笑)。

泉奏 その時点で尖ってないですね(笑)。

朴ウィト ダンスやヒップホップとか…。僕、最強の二番手を目指しているので、音楽や歌に対してもラップ担当という立ち位置を強めたいですね。明るい“ライト”な方ではなくて、ブラックな。

朴ウィト
朴ウィト
朴ウィト

一年を総括するアルバム、そしてソロ曲

――そうしたなかで、3rdアルバム『アルスロットル』が発売されます。テーマは?

神生アキラ 僕たちのアルバムは1枚目からそうなんですけど、このアルバムを作りたいから何かをするのではなくて、結果として残しているものなんです。他のアーティストは、楽曲を作ってアルバムに収めて、そのアルバムを引っ提げて全国ツアーをやるという流れだと思いますが、僕らはそうではなくて、ツアーやイベントに向かっていくなかで「みんなと楽しめる曲がほしいよね」とか「こういうイベントをやるんだったらこういう曲が欲しいよね」というものを作っていって。それをライブでやって「よかったね」と反響をいただいて「じゃあ、その集大成としてアルバムを作ろう」ということなので年間を通しての記録です。

 このアルバムを通して伝えたいものは何か、と聞かれれば、やっぱり1年を通してのアルスのやってきたことの結果と、ライブに来てくれた人だったり、イベントやツアーを参加した人たちが「今年の夏ってこうだったよね」とか、何か記憶を蘇らせる1枚になったらいいなと思います。だから、アルバムを通して「こんなアルスマグナです」ということではなくて、もちろんいろんな方に聴いてもらいたいですけど、2017年の集大成としてこの『アルスロットル』がある、駆け抜けてきた結果の1枚です。

アルスマグナ

――曲順がライブのセットリストを思わせる内容ですが、1曲目に「まり子先生」を持ってきた意図は?

九瓏ケント 名刺代わりといいますか、テーマパークの入口はその世界観を象徴するような期待感があふれる仕掛けがあるのと同じように、僕たちのアルバムもそうで「こういう曲もやっているんだよ」という期待感がわくようにと。アーチ的な「何があるんだろう」というワクワクや期待感を感じてもらうのに適した曲だと思っています。

――ライブでもこの曲を最初に持って来たら最高に盛り上がると思うんですよね。

九瓏ケント 最初にやりたいんですけどね。意外とね…いろいろな問題もあるんですよ。

――超高速ダンスですからね。体力的な問題も。

九瓏ケント そうそう。そうなんですよ。

泉奏 バレていますよ。

九瓏ケント (この曲が終わった後に)歌えない、しゃべれないというのが出てきちゃうから(笑)。

神生アキラ だからせめてアルバムでは最初に(笑)。

九瓏ケント ライブでも最初の方にダンス曲は持ってくるんですよ。でもね、これはね、僕も初めての経験なんですよ、激しく動いている時って心臓が早く動くじゃないですか、それがね、追いつかないぐらい(この曲のダンスが)早いんですよ。

――見ていても感じます。

九瓏ケント そうなんですよ(笑)。

――最後に収録されている「スターメイト」への思いは?

九瓏ケント この曲は僕たちがずっと大切に踊ってきた楽曲があって、その楽曲を作ったボカロPの40mPさんに書き下ろして頂きました。ライブの最後に明かりを消してメイトと一緒に声を出して歌って、「これからも一緒だよ」という思いを共有したくてお願いした曲なので、僕たちのものというよりも応援してくれるみんなのものだと感じていて、ライブの最後にやらせてもらっている感覚でいます。本当、感激するんですよね。一緒に声を出してくれて、それに僕らは感動してテンションがあがる。僕たち発信のところはもちろんあんだけど、本当に応援してくれる人たちのパワーで僕たちは動いているんだなとすごく感じているので、僕にとっての「スターメイト」はファンのもの。なんでもかんでもライブではやれないかな。

――武道館公演のアンコール最後にも披露されていましたもんね? ああいう大切な、特別な場で披露したいという気持ちが。

九瓏ケント はい、やらせてもらいたいという気持ちです。

――タツキさんはどう思いますか?

榊原タツキ この楽曲自体がアルスマグナを思って書いて下さっていて、僕たち5人と1匹(コンスタンティン)、そして、アルスメイト全員をひっくるめた曲になっているので、アルスマグナが大切にしたい思いを詰め込んだ素敵な楽曲を作って下さったと思っています。なので、今回のアルバムにこうやって入っている、そして最後にあるということもいろんな意味があると思う。良い並びだなと。

九瓏ケント ワード出しは僕がしていて、40mPさんにどうしても書いてもらいたくて、40mPさんに「アルスはこういうグループなんです。彼はこういう人間なんです」ということを箇条書きにして渡して、出来上がったんです。なので、それぞれがそのまま表れている、いわば個人の紹介みたいな。

榊原タツキ メンバー一人ひとりを深く歌っているから、こっちのパフォーマンスもすごく気持ちが入ってできるので、ヤバいですよね(笑)。

「アルスロットル」通常盤
「アルスロットル」初回限定盤B
「アルスロットル」初回限定盤A

――今回はソロ曲が今回、初めて収録されています。

神生アキラ インディーズ時代からキャラクターソングを出したいと思っていたんです。それで今回のツアーは「ヒーローショー」がテーマにあったので、ヒーローものには「一人ひとりのBGMがあるよね」という話になって「せっかくだから作ろう」ということに。僕らからすると「やっとできた」という感覚です。「ヒーローショー」ありきの曲なので、本当に僕らにあった曲なのかという点においては難しいところもあんですけど、ブレていないし、曲のインパクトも強いので、このアルバムを、アルスを知らない方に提示した時にすごくわかりやすい。ボカロ曲があって、一人ひとりの歌があるなかで、歌詞を見てもこういう人たちなんだというのがわかりますし、ライブに行ってみようかなと。何しろ、ライブで派生して、ライブで面白かったものを形にしているので。このアルバムを聴いてライブに来てくれたらうれしいですね。

――ところでボカロの曲はスピード感がありますよね。ボカロ曲の魅力は?

朴ウィト ワクワク感もあって、スピード感もあって。僕の性格上、相性がいいんですよ。気分を乗せやすかったり、踊りやすいというのもあるので。そのなかでもボカロって音圧や4つ打ちが多いじゃないですか。心臓に響く曲がボカロには多いと思うんですよ。そういうのが僕は好きです。

――朴さんが目指しているダンスやブラックミュージックに繋がってくるということですね。ところで先生は占いが趣味と聞いています。アルスマグナの来年をどう占いますか?

九瓏ケント 2017年は個人それぞれの活動があったり、ライブにおいての見え方をそれぞれが研究している部分で、占いは信じるか信じないかは自分次第。だけど、僕たち一人ひとりが感じていて、目標が見えているので、そしてカードも揃っているから僕は絶対にうまくいくと信じています。

作品情報

3thアルバム『アルスロットル』
2017/12/13 RELEASE

[初回限定盤A (CD+DVD)]
4,500円+税
DVD収録内容:アルスマグナLIVE映像、「イレギュらレンジャー VS ティーチャーロック」@ 8/19 Zeppダイバーシティ東京
[初回限定盤B (CD+DVD)]
4,500円+税
DVD収録内容:アルスマグナ ガチンコドッキリ映像 Vol. 3 〜クロノス学園緊急期末テスト〜
[通常盤(CD)]
3,000円+税

収録曲:
1.チョークスリーパーまり子先生
2.絆ストーリー
3.イレギュらレンジャー
4.Joker(九瓏ケント)
5.進め-FIRE-(神生アキラ)
6.キミドリクエスト(朴ウィト&榊原タツキ)
7.風紀の定理(泉奏)
8.全開で行こう
9.Eurekamoment
10.果てなき道
11.スターメイト

[ユニバーサルミュージックストア限定ソロ盤5種 (CD)]
各2,000円+税
収録曲:
1.チョークスリーパーまり子先生
2.絆ストーリー
3.Joker(九瓏ケント)
4.進め-FIRE-(神生アキラ)
5.キミドリクエスト(朴ウィト&榊原タツキ)
6.風紀の定理(泉奏)
7.全開で行こう

イベント情報

【アルスマグナ ニューアルバム『アルスロットル』リリース記念イベント】
2017/12/9(土)13:30〜/16:30〜 神奈川・アリオ橋本 1Fグランドガーデン
2017/12/10(日)14:00〜/17:00〜 愛知・エアポートウォーク名古屋 3Fイベントステージ
2017/12/12(火)17:30〜 東京・サンシャインシティ噴水広場
2017/12/15(金)18:00〜 千葉・ららぽーとTOKYO-BAY 北館1F 中央広場
2017/12/17(日)14:00〜/17:00〜 大阪・くずはモール 南館ヒカリノモール 1F SANZEN HIROBA

アルスマグナ公式HP
http://ars-magna.jp/top.html

番組情報

2015年4月よりMBSで放送されたアルスマグナ初の冠番組「アルスマグナ〜半熟男子の野望〜」がファン待望の第3期放送決定。笑いあり、感動ありの熱血青春番組がさらにさらに放送される。
「アルスマグナ〜半熟男子の野望2 Hyper〜」
放送局:TOKYO MX
http://s.mxtv.jp/variety/ars_magna/
放送日時:毎週水曜日22:00〜22:25

アルスマグナ ニューアルバム『アルスロットル』発売記念“アルスロットル”展
アルスマグナ 3rdアルバム「アルスロットル」の発売を記念して、梅田、渋谷、名古屋のロフトで「アルスロットル展」を開催
<開催日程> ※日程・会場は予告なく変更される場合がある。
・梅田ロフト:2017年11月2日〜11月15日 5Fロフトフォーラム(ただし最終日は18:00閉場)
・渋谷ロフト:2017年11月25日〜12月11日 6F特設会場 (ただし最終日は18:00閉場)
・ロフト名古屋:2018年1月29日〜2月18日 5F特設会場
詳細ページ:http://ars-magna.jp/eventpage/2017/20171102-0218_loft.html

泉奏
九瓏ケント
榊原タツキ
朴ウィト
神生アキラ
朴ウィト
朴ウィト
朴ウィト
榊原タツキ
榊原タツキ
榊原タツキ
泉奏
泉奏
泉奏
九瓏ケント
九瓏ケント
九瓏ケント
神生アキラ
神生アキラ
神生アキラ