シートの汚れ落としは拭かずに叩いて落とす

 楽しいドライブ。車内で飲んだり、食べたりすることも楽しさのひとつだけど、かならずと言っていいほどやるのが、食べこぼしなど。コーヒーやジュースなどもよくこぼす筆頭格だ。シートに付いたり、シミたりして「あちゃー」なのだが、そのままにしておくのはもちろんダメ。でも、突然だとどうしていいのか、わからなかったりするのもまた事実だ。

 よくやるのがタオルなどでゴシゴシ擦る、だろうけど、とりあえずこれはダメ。ゴシゴシすればするほど、布の中に入り込んでいってしまい、被害は拡大する。まず布の汚れ落としの基本は叩くこと。叩くと、振動で外側に出てくるので、それを少しずつ取り除いていくことで、きれいにする。つまり、洋服のシミ抜きと同じやり方だ。ジュースなどの「濃いモノ」は水を少しかけては叩くを繰り返していくといい。

 問題はネバネバしたもので、たとえばガムやチョコレートはどう落としていいのか。これもお婆ちゃんの知恵袋的なテクニックで落とすことができる。ただし、洋服のように裏から手を入れられないので、完全に元に戻すのは無理な場合もあるので、あしからずではある。

 それではまずはガムの落とし方から。これはガムに使われている素材の性質を活かすもので、冷やしてみる。冷やすとポロポロになってくっ付いていたのが取り除きやすくなるはずだ。また、油をかけると溶けてしまう性質もあるので、取り除くという点では有効だが、逆に油染みができてしまうのが難点。油染みは中性洗剤で落とすことは可能なので、洗剤分の除去に手間はかかるが、冷やしてダメなときの次の手として油を使うのもありではある。

 そしてチョコレートも、素材の性質を利用して落とすことができる。ご存じのように、チョコレートは油分が多いので、洗剤やクリーナーで落としてみる。さらにこのときに温めるてやると固体だったのが溶けて落としやすくなる。実際にやってみると、色が色だけに落とせない気がするものの、意外に簡単に落とせることに驚くはずだ。ただ、ガムの油染みのときと同じように、洗剤分ができるだけ残らないようにするのもポイントだ。これを忘れると、結局はシミが残ってしまう。

 もちろんレザーシートであれば基本的には染み込まないので汚れはサッと拭けば落とせるし、SUVによく使われる撥水クロスであればすぐに拭けば染み込むことはないので、除去は楽ではある(放置すると染み込んでしまうので注意)。