GK川島の大活躍もあり、日本がPKを制し決勝進出を決めた【写真:Getty Images】

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ザック体制下で初の海外遠征。南アW杯後初の日韓戦

 これまで数多くの死闘を演じてきた日本と韓国。16日にはE-1選手権最終戦で激突することになるが、今回はどのような試合になるだろうか。東アジアのタイトルをかけた1戦を前に、両国が対戦した直近5試合を振り返る。

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国際親善試合(2010年10月12日)
【試合結果】
韓国 0-0 日本

【得点者】
なし

 南アフリカW杯後、初の日韓戦はスコアレスドローに終わった。この試合は韓国のソウルで行われ、アルベルト・ザッケローニ監督体制で初めての海外遠征だった。得点こそ奪えなかったが相手ゴールに迫る形を見せている。

 W杯で1トップとして獅子奮迅の働きを見せた本田圭佑はトップ下として出場。ブラジルW杯まで続くザック体制では、本田がこのポジションでどれだけ輝くかが生命線となった。

 この年の2月と5月に日本は韓国に連敗しているが、敵地での引き分け以降、日本は“永遠のライバル”に対し負けなしを続けることになる。

2011年アジアカップ準決勝。PK戦で川島が大活躍

AFCアジアカップ(2011年1月25日)
【試合結果】
日本 2(3-0)2 韓国

【得点者】
キ・ソンヨン(23分)
前田遼一(36分)
細貝萌(97分)
ファン・ジェウォン(120分)

 アジアカップ準決勝で激突した両者の一戦は、キ・ソンヨンのPKで韓国が先制に成功する。しかし、ボールを支配する日本が徐々に相手ゴールへ迫る。そして36分、本田圭佑のスルーパスに長友佑都が抜け出し、ラストパスを前田遼一が沈めて振り出しに戻した。

 試合は90分で決着がつかず延長戦へ。そして97分、本田のPKはGKにブロックされるも、猛然と詰めてきた細貝萌が蹴り込んで逆転に成功。しかし、諦めない韓国に土壇場の120分で同点とされてしまい、勝負の行方はPK戦に委ねられることに。

 ここで大活躍したのが川島永嗣。2本のキックをストップするなど勝負強さを発揮し、日本が決勝に駒を進めたのだった。

札幌での親善試合。スコア、内容とも日本が完勝

キリンチャレンジカップ(2011年8月10日)
【試合結果】
日本 3-0 韓国

【得点者】
香川真司(35分、54分)
本田圭佑(52分)

 3-0と完勝したザックジャパンだが、スコア以上の差を見せつけた。相手を押し込んで迎えた35分、遠藤保仁のパスを李忠成がヒールで落とすと、香川真司が冷静に決めてリードを奪う。

 52分には、駒野友一のシュートのこぼれを清武弘嗣が丁寧に落とし、本田圭佑が流し込んで2-0。さらに54分、カウンターから香川が右サイドに展開すると、清武の低いクロスを背番号10がうまく合わせて試合を決定づけた。

 面白いようにパスが繋がり、韓国を文字通り粉砕した試合だった。ザックジャパンの4年間でもトップクラスの好ゲームだろう。

4年前の東アジア杯。輝き放った柿谷曜一朗

EAFF東アジアカップ(2013年7月28日)
【試合結果】
韓国 1-2 日本

【得点者】
柿谷曜一朗(25分、90+1分)
ユン・イルロク(33分)

 国内組で臨んだこの大会は、選手たちにとってブラジルW杯への道を切り開くためのステージでもあった。この試合で輝きを放ったのが柿谷曜一朗だ。まず25分、味方のロングボールに抜け出すと、GKとの一対一を冷静に制して先制弾を決める。

 33分に相手のミドルシュートで同点とされるも、柿谷のショータイムはまだ終わっていない。後半アディショナルタイム、ドリブルで抜け出した原口元気のシュートのこぼれを柿谷が左足で決めた。これが決勝ゴールとなり、日本は大会制覇を果たした。

直近の試合は2年前、ハリル体制下の一戦

EAFF東アジアカップ(2015年8月5日)
【試合結果】
日本 1-1 韓国

【得点者】
チャン・ヒョンス(26分)
山口蛍(39分)

 森重真人にハンドがあったとして韓国にPKが与えられると、チャン・ヒョンスにこれを決められハリルジャパンはビハインドを背負うことになる。それでも日本は39分、FKの流れからボールを繋ぐと、山口蛍が強烈なミドルシュートを突き刺して同点に追いついた。

 日本は現在、韓国に5戦負けなしだ。今回のE-1サッカー選手権も国内組のテストの場と位置づけられており、選手たちはロシアW杯に向けてアピールしたいところだ。自身の存在を示すためにも勝利が重要になる。2年ぶりの韓国戦で、ハリルジャパンはどのようなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。

text by 編集部