筆者が訪れたストックホルムのラーメン屋には、「現金は使えない」という説明書きがあった Photo by Izuru Kato

写真拡大

 11月最終週から12月初めにかけて、欧州におけるフィンテック(金融IT)を用いたキャッシュレス化の進展をのぞいてきた。

 英ロンドンでは、非接触式のデビットカードおよびその機能を搭載したスマートフォンのアプリが急速に普及。30ポンド以下の支払いならば、かざすだけで暗証番号は要らない。地下鉄の乗車カード「オイスター」もそれに統合されたので、利便性はより高まっている。

 すでにかなりの店舗がそれに対応するための端末を導入。知人の金融市場関係者の多くが「現金を使わなくなった」と話していた。英国小売協会の2016年の統計によると、顧客の支払件数におけるシェアは現金42.3%、デビットカード42.6%で、この年に初めてデビットカードが現金を抜いた。今年はデビットカードのシェアがより大きくなりそうだ。

 続いて、キャッシュレス化の世界最先端にいるスウェーデンのストックホルムに向かった。名目国内総生産(GDP)に対する市中現金流通額の比率にそれが表れている。昨年末時点で、日本は20%、米国は8.1%、英国は3.9%だが、スウェーデンは1.4%だ。ストックホルムには昨夏も行ったが、キャッシュレス化はさらに進展しているように思われた。

続きはこちら(ダイヤモンド・オンラインへの会員登録が必要な場合があります)