ボール回しで笑顔を見せるDF車屋紳太郎

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 無念の離脱を余儀なくされた同僚に優勝をプレゼントする。日本代表DF車屋紳太郎(川崎F)は国際Aマッチ初先発となった9日の北朝鮮戦(1-0)で太腿を打撲し、翌10日は別メニューで調整したが、すでに合流。問題なくフルメニューを消化している。16日の韓国戦(味スタ)では先発復帰が濃厚で、「この2試合より厳しい試合になる。我慢強く守備をしないといけないし、タイミングがあれば攻撃参加もしたい」と気合十分だ。

 ベンチから見守った12日の中国戦(2-1)では、川崎Fのチームメイトがアクシデントに見舞われた。前半26分にMF大島僚太(川崎F)が右足でミドルシュートを狙った際、左太腿裏を痛め、負傷交代。翌13日に検査を受け、左大腿二頭筋肉離れのため途中離脱が決まった。「(大島)僚太はもっともっと試合に出たかったと思う。韓国戦に勝って、いい報告をしたい」。3連勝で優勝を果たし、“吉報”を届けるつもりだ。

 韓国については「ボール回しがうまくて、いい選手が多い」と分析。最前線に据える196cmのFWキム・シンウクが攻撃の起点になる。「サイドの1対1が大事になる。そこで優位に立てれば押し込めるので、負けたくない」。サイドから簡単にクロスを上げさせないことはもちろん、「デカイ選手がいる分、こぼれてくる可能性もある。チャレンジ&カバーをしっかりやりたい」と守備のイメージを膨らませた。

 この日、ロシアW杯のベースキャンプ地がカザンに決まったことが発表された。13年7月にはユニバーシアード競技大会がカザンで開催され、当時筑波大3年だった車屋にとってもユニバーシアード日本代表として戦った縁のある土地だ。10月の初選出から継続して招集されている左サイドバックは「アピールの場でもあるけど、あまり自分を追い込んで、プレッシャーをかけて固くなりたくない。いつもどおりの緊張感を持ってやりたい」と気負うことなく、自然体で“ラストアピール”のピッチに臨む。

(取材・文 佐藤亜希子)


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