コンフェデレーションズ杯ではポルトガルがカザンでキャンプを行った

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 日本サッカー協会は14日、来年6月に開幕するロシアW杯で日本代表のベースキャンプ地がカザンに決まったと発表した。同日の代表練習後に西野朗技術委員長が報道陣に対応。「ルビン・カザンのトップチームが使っている施設を利用させてもらうことに決定した」と明らかにした。

「宿舎、トレーニング環境が同じ施設内にあり、いろんな施設も充実している」。敷地内にはホテル棟、アカデミー選手用の宿泊施設なども備え、日本代表の選手たちが使用する予定のホテル棟はトレーニングルーム、サウナ、プールなども完備。西野委員長は「チームの日々のトレーニング環境を第一に考えていたので、その意味でしっかり整っている」と、カザンをベースキャンプ地に選んだ理由を説明した。

 ロシア・プレミアリーグに所属するルビン・カザンがホームタウンとするカザンはモスクワから東へ約800kmの位置にある。日本はグループリーグでサランスク、エカテリンブルク、ボルゴグラードの3都市で試合を行うが、カザンはおよそその中間地点に位置し、「各会場にスムーズに移動でき、負担が軽くなる」という立地面も後押しした。

 6月の平均気温は18.1度。平均最高気温は23.6度で、平均最低気温は13.4度となっている。13年7月にはユニバーシアード競技大会がカザンで開催され、当時のユニバ代表にはDF車屋紳太郎(川崎F)、MF谷口彰悟(川崎F)、MF長澤和輝(浦和)らがいた。この日、ベースキャンプ地がカザンに決まったことに車屋は「夏だったので、日本と変わらないぐらい暑かったけど、湿度はあまりなかった」と当時を思い出しながらも、「まずはここで頑張ります」と、W杯メンバーの一人としてもう一度カザンに行けるよう目の前の試合に集中した。

 ハリルホジッチ監督も今年6月にロシアで開催されたコンフェデレーションズ杯を視察した際に現地を訪れ、その環境には満足していたという。日本のグループリーグ初戦は来年6月19日のコロンビア戦。その1週間ほど前に事前キャンプ地からカザンに入る予定で、グループリーグ期間中はカザンを拠点に2大会ぶりの決勝トーナメント進出を目指すことになる。

(取材・文 西山紘平)


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