安倍首相と握手する洪代表(左、自由韓国党提供)=14日、東京(聯合ニュース)

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【東京聯合ニュース】日本を訪問している韓国最大野党「自由韓国党」の洪準杓(ホン・ジュンピョ)代表は14日、首相官邸で安倍晋三首相と面会した後、記者団に対し「安倍首相は日本の上空でも韓米日合同軍事訓練をするべきと考えているが、韓国政府がしていないため残念だと思っていると話した」と伝えた。

 洪氏はこの日の安倍首相との面会で、北朝鮮核問題の解決に向けた韓日協力などについて意見交換した。

 韓国の野党代表が日本の首相と面会するのは2006年に当時ハンナラ党(現・自由韓国党)の代表だった朴槿恵(パク・クネ)前大統領が、小泉純一郎首相(当時)に会って以来、約11年ぶり。

 同席した同党の張済元(チャン・ジェウォン)首席報道官も「安倍首相は両国の空軍が日本上空で軍事訓練をするべきとの言及もした」と伝えた。 

 洪氏は安倍首相が会談で「どのような理由でも北の核は容認しない。トランプ米大統領がテーブルの上に載せたというすべてのオプションを積極的に支持すると話した」と説明した。

 また「(安倍首相が)文在寅(ムン・ジェイン)政権にも8億円規模の(北朝鮮への)人道支援について、慎重に考えなければならないという意見を伝えたと言及した」と話した。

 トランプ大統領がテーブルの上に載せたというオプションの中に「予防戦争」があることを承知しているかとの質問に対し、「(安倍首相は)仮定して話すことはできないが、北が米国の強い意志を過小評価してはならず、対話のための対話は必要ないと話した」と伝えた。

 また張氏によると安倍首相は、日本は朝鮮半島内で紛争が発生することを望んでおらず、日本も北朝鮮の核の射程圏にあることをよく理解しているとした上で、韓米日同盟と日米、韓米の2国間同盟が北朝鮮の核によるリスクを防ぐために最も重要な観点だと考えると話したという。

 洪氏は訪日の目的について「文在寅政権が習近平中国国家主席に謁見しに行く日にわれわれは韓米日の自由主義を核とする同盟を結び、北と中ロの社会主義を核とした同盟に対抗しようとの趣旨で日本に来た」とし、文大統領の訪中をけん制した。

 安倍首相については「日本の政治家たちは直接的な返事をほとんどしないが、安倍首相は比較的率直に自身の心の中を見せたと考える」とし、「安倍政権が北核問題に関し、自由韓国党と同じ認識を有しているという点を確認した」と述べた。 

 さらに安倍首相は慰安婦問題や、日本による植民地時代に強制徴用された労働者を象徴する像を設置する韓国内での動きなどについて説明を求めたが、洪氏は「北核問題が薄れる可能性があるため、その問題に対しては答えない」と話したという。