京都府警など5府県警の合同捜査本部は14日、食料品を北朝鮮に不正に輸出した外為法違反(無承認輸出)の疑いで、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)系の在日本朝鮮商工連合会(東京都台東区)や環境設備関連会社(同港区)などを家宅捜索した。関係者の男数が事情聴取を受けているもようで、近く逮捕の見通し。

合同捜査本部は昨年12月19日、同容疑で朝鮮総連の東京・渋世支部委員長宅と、在日本朝鮮人サッカー協会会長と同国際部長の自宅と会社を捜索していた。

北朝鮮はこれを受け、「我慢ならぬ挑戦」であると反発する朝鮮海外同胞援護委員会のスポークスマン談話を出していた。

京都府警などは2015年3月、北朝鮮産マツタケの不正輸入事件を操作する中で、今回の容疑を確認したとされる。