探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情をご紹介。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から解説します! 

浮気がバレた後の夫婦関係、浮気調査のポイントはどこなのかも紹介。

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今回の依頼者様は、東京のある私立学校の教頭先生をしている田中道郎さん(仮名・45歳)です。独身で仕事一筋を貫いていましたが、42歳の時に、教え子の女子大生に恋をし、3年間もプラトニックな恋愛をしていました。その後、彼女が会いたがらなくなったので、他に男性がいないかどうか調べて欲しいという依頼でした。

道郎さんはややダボッとしたグレーのスーツに、イギリスブランドのセカンドバッグを持っていて、銀縁メガネをしています。レザー素材のスニーカーを履いていて時計は国産ブランドという、“いかにも先生”というファッションをしていました。

体形は中肉中背、全体的な雰囲気はカンニング竹山さんに似ています。爪が短く切られており、繊細で用心深いという印象の男性。かなり悩んだのか、疲れ切ったような雰囲気で私達の事務所にいらっしゃいました。

「彼女がどうしているか気になって、夜も眠れないんです。出会いは彼女が高校生だったときで、当時からかわいくて大人っぽくて陰がある子だったので、男女間の問題が起こりそうな気配はしていましたが、全く接点はありませんでした。彼女が卒業してから2年後、私が先生仲間との新年会で繁華街の飲み屋さんに行ったら、彼女がショートパンツ姿で働いていたんですよ。それが3年前のことです。翌日、どうしても気になってお店にもう一度ひとりで行ったら、彼女も私に気が付いて、“大学とは別に行っている英語の専門学校の学費のためにこのバイトをしている”と言うから、驚きました」

道郎さんは、資産家の両親が残してくれた不動産を複数所有しています。30代のときに金目当てで女性から言い寄られたことがあり、恋愛に興味もなくなったとか。さらに特に趣味もなかったので、資産とは別に貯金が3千万円近くあったといいます。

「あの瞬間、けなげな彼女を好きになってしまいました。私の初恋だったと思います。学費のためにそんな飲食店で働かせたくなかった。だからお店が終わった後に近くのシティホテルで会おうと彼女に伝えたら、驚いた顔をしたのですが、うなずいてくれました」

2人きりの時間に、彼女は自分の抱える問題を涙ながらに打ち明ける……

ラウンジで会うつもりが24時にはクローズになるので、道郎さんは部屋をキープ。彼女と個室で話をしたそうですが、助けたい気持ちが先に立ち、やましい気持ちは一つもなかったと言います。

「ロビーで待ち合わせ、彼女は素直に部屋に来てくれました。父親の借金グセ、母親のアルコール依存症のこと、お金に困っていることなどを、ぽつぽつと話してくれました。結局、彼女は大泣きしてしまったので、ホテルの部屋をとっておいてよかったと思います。その日は僕もホテルに泊まりましたが、本当に愛しい人には何もできなくなるんですよね」

その3日後、彼女は家を出てきて、道郎さんの家に転がり込んできたと言います。

「ウチは部屋が12個以上あって、私は1人暮らしです。仕事も多忙で家にいる時間も少ないです。通いのお手伝いさんもいるので、彼女1人くらいはなんてことなかったのですが、1週間もするうちに“私が家にいると、先生が誤解されてしまう。出ていきます”と言うので、近くに彼女が1人暮らしするためのマンション(家賃13万円)を借りてあげました。学費の100万円も払いましたし、毎月の生活費も10万円振り込むことも決めました」

彼女は1年ほどそこで暮らしていたようですが、無断で引っ越してしまいます。1か月ぶりに尋ねたら、家はもぬけの空になっていたそうです。

「それは心配でしたよ。でも家賃負担がなくなって、ホッとしたのも事実です。彼女は独立したのかと思い、その月から10万円の生活費を振り込まなくなったら、ケータイに連絡が入ったんです。彼女は大学も専門学校も中退し、社員寮があるエステサロンで働き始めるも、給料は安すぎて生活が成り立たないとか。でも、女性を美しくする仕事に生きがいを感じているから、経済的に助けて欲しいというのです」

要求された額は、かつて家賃と生活費で払っていた毎月23万円。道郎さんはホレた弱みで払うことに同意したそうです。

「そしたら、本当にかわいい声で嬉しそうに“先生、ありがとうございます”って言うんですよ。私はいつか結婚するつもりで援助していましたし、彼女も“私が一人前になったら、先生と結婚したい”と言っていました。数か月に1回は会っていたのですが、先週連絡すると“私は先生にふさわしくないから、しばらく会えない”と言われてしまいました。いったいなにがあったのか……どうか調査をお願いします」

在学中は特に接点はなかった。卒業後に思わぬ場所で再会し、実の親のように、彼女を守りたくなってしまったという。

※本連載はプライバシーに配慮し、体験内容を変えない程度に一部書き換えています。

彼女が会っていた男性がインスタに投稿した内容から、すべてのウソが暴かれる……〜その2〜に続きます