<記者コラム:オトゴト>
 結婚式にGLAYの楽曲を使用する際、使用者からの料金を徴収しない――。先日、ロックバンドのGLAYが提示した“神対応”は、今や国民的ロックバンドとなったGLAYらしいものだった。

 公式サイトでは、「GLAY及び有限会社ラバーソウルは、GLAY名義で発表しているGLAY楽曲をブライダルで使用する場合に限り、著作隣接権について使用者からの料金を徴収しないことを報告させて頂きます」と記されている。

 また、メンバー自身も「結婚式という人生の素晴らしい舞台で自分達の曲を使用してもらえる事は大変喜ばしいことであり、それであれば自分達は無償提供したい」という思いがあるという。

 結婚式でのBGMの定番は“タタタタ〜ン”という導入でおなじみの「結婚行進曲」メンデルスゾーン作(※1809年〜1847年 ドイツの作曲家・ピアニスト)だが、今回のGLAYの対応を機に、彼らの楽曲が結婚式の定番としてブライダルを彩ることは飛躍的に増えることが予想される。

 では、実際にGLAYの楽曲を人生の晴れ舞台で使用するならどんな楽曲が選ばれるのだろう。「HOWEVER」での一節<あなたを彩る全てを抱きしめて ゆっくりと歩き出す>は正に結婚式で美しく映えるメッセージとなりそうだ。

 「春を愛する人」の<「生きてく事は 愛する事 愛される事」と>という歌詞も結婚式という“愛の決意表明”でもあるシーンには相応しいフレーズだろう。

 「ずっと2人で…」では<2人抱きしめた恋を 離せずに永遠の祈りを>と、正に結婚式にジャストフィットの“誓いの言葉”が含まれている。

 GLAYの活躍と共に時代を生きた30代前後の世代にとっては、GLAYの楽曲は「歌詞を見なくてもソラで歌える」という方々は多いだろう。その世代は、結婚について少なくとも一度は考えたことがある世代と思われる。結婚率の低下が叫ばれる昨今、今回のGLAYのアクションは、全国の祝福の場を楽曲で繋ぐブライダル・キューピッドとなるのかもしれない。【平吉賢治】

 (※今回、GLAYが無償で提供するのは著作隣接権であり、使用法によって使用料はJASRACなどの管理団体に支払うことになる)