MotoGP、電動バイクによる前座レース「Moto-e ワールドカップ」を2019年より開始。伊エネルジカがマシン供給
MotoGPが、2019年より電動バイクによるシリーズ戦「FIM Moto-e ワールドカップ」をMotoGPのサポートレースとして開催すると発表しました。ワンメイクとなる電動バイクはイタリア・エネルジカのEgoをベースとして出力145馬力、最高速度約240km/hに調整されます。

電動バイクといえば、たとえばマン島TTレースのTT-Zeroクラスに出場するLightning LD-218などは最高速度が350km/hに達します。それに比べると、エネルジカ Ego は力不足に思われるかもしれません。

しかし、Lightningはマシンの量産体制が整っておらず、マシン単体の価格もかなり高価。一方のエネルジカは欧州、北欧、イスラエル、米国に販売網を築いており、LS-218に比べて1万ドル以上安いEgoがベースとなるのも参戦チームにとって重要なポイントと言えるでしょう。

Egoの車体重量は約258kgあり、これはMotoGPクラスのバイクに比べて約100kgほども重くなっています。このため、ラップタイム的にはMotoGPを脅かすような走りは期待できません。またエキゾーストノートのないバイクレースは慣れるまでは不思議な感じもしそうです。

しかしワンメイクによる接近戦は、ライダー同士のガチンコ対決をサーキットのそこかしこで発生させると考えられ、観戦する側にとってはエキサイティングなレースになることが期待できそうです。

FIM Moto-e ワールドカップの開催は2019年からで、20台ほどのエントリーを想定しているとのこと。発表時点ではMotoGP全戦でサポートレースとして開催されるのかはまだ決まっていませんが、願わくばMotoGP日本グランプリでも、この新しいレースを観てみたいものです。