様々な文化や習慣があるように、子育ての仕方も国によって大きく異なります。中でも頑張りすぎないフランス流育児は、ついつい頑張り過ぎてしまう日本流育児にとって取り入れたいことばかり。今回は子どもの自尊心&自立心を育てるのが上手なフランス流育児をご紹介します。

1. 決して「いい子だね」と言わない

子どもがお手伝いをしたり、何かを成し遂げるとついつい口にしてしまう「いい子だね」発言。子どもに「いい子だね」と言うことで、「親の意向に沿うこと」=「いいこと」という間違った観念を受け付けてしまうリスクがあります。
子どもはいい子になろうと、親の理想に近づこうと自分の感情を押し殺してしまい、自分の意見を持たない子どもになってしまうこともあるので注意が必要です。フランスでは親が子どもに「いい子だね」と声をかけることはほぼなく、「あなた、これ得意なのね」という言葉で子どもを褒めています。

2. 落第してもあまり落ち込まない

お受験結果に一喜一憂する日本の教育方針とは異なり、子どもの学習ペースを限りなく尊重するフランスの教育。フランスでは公立幼稚園から飛び級や落第が存在します。
授業についていけないまま次の学年に上がるより、授業をきちんと理解した上で次の学年に進むべきという考え方が親の間にも浸透しているので、フランスでは子どもが落第をしても親も子どももさほど落ち込みません。また、子どもの得意分野を発見し、伸ばしつつ、子どもが苦手な分野を個性として受け止めるのもフランス人は比較的得意なようです。

3. 子どもが自分の意見を主張できる環境づくり

他人の目にどう映るかということを気にしがちな日本人とは対象的にフランス人は、他人の目や考えを意識することなく自分の意見をはっきりと主張します。他人に合わせないという習慣は時に協調性を欠き、相手に嫌悪感を与えてしまうこともありますが、自分の考えをはっきりと言える環境は、子どもにとってポジティブな要素が盛りだくさん。
子どもが親の前で自分の意見をはっきり言える環境はとてもヘルシーな上、他の誰かになろうとせず「自分らしくいる」ことを学ぶ上でとても大切な基盤となります。

4. 子どもが完璧でないこと、を愛する

限りなく自分らしさを追求するフランス人は、完璧でないことを愛するのがとても上手。シミそばかす一つない真っ白な肌を目指す日本人にとってもは信じられないかもしれませんが、フランスではそばかすやすきっ歯もチャーミングポイントとして受け入れられています。
そんなフランス人の子育てのベースは、子どもの個性を尊重すること。子どもが苦手なことやできないことも全て引っ括めて子どもの個性として受け入れることが得意なので、子どもがのびのびと自分らしさを育むことができます。