NHK BSプレミアム『にっぽん縦断 こころ旅』公式ホームページより

2017年12月13日朝、NHK BSプレミアム放送の旅番組『にっぽん縦断 こころ旅』が放送されるやいなや、ツイッターがザワつき始めた。

俳優の火野正平さんが自転車に乗って、視聴者から寄せられた手紙に書かれた「こころの風景」を訪ねるという形式で、2011年から現在まで、690回を超える人気番組だ。698回目の旅先は、宮崎県西都市の「旧国鉄 妻線」である。

ツイッターには、視聴者からのさまざまな声が寄せられた。

「私もこの妻線はよく利用したなあ」「妻線懐かしい...」

ツイッターには、テレビを見ながら投稿したと思われるツイートが、続々と届いている。

「昔仕事で馴染みがある地名ばかり」「私もこの妻線はよく利用したなあ」「西都市サイクリングロードに来たっちゃね!」などといった感想が、番組進行にシンクロして投稿されている。やはり九州出身者や宮崎県民が多いようだ。

「旧国鉄 妻線」は宮崎市の佐土原駅と西都市の杉原駅を結んでいた、全長約19キロの短い路線だ。1984年に廃止された。廃線跡は、一部を除き、ほぼ全線がサイクリングロード(自転車歩行者専用道路)として利用されている。

今回の「こころ旅」では、火野さんがこのサイクリングロードを走るようだ。

「あ、そのお店のチキン南蛮おいしいよ」「おっジョイフルあった」「しかし美味しそうだな、焼きカレー」などと、途中の食事にこだわるのも「こころ旅」ファンにとっては定番ネタらしい。

焼きカレーとは、ごはんの上にカレーソースとチーズなどをのせ、オーブンで焼いたカレーライスの一種だ。北九州の門司港が発祥と言われている。

「妻線懐かしい...」「JR妻線で毎日汽車通学(電車じゃなく汽車と言うのだ!!)」といった感想が続いた。


妻線廃線跡に整備された自転車道、1997年(Muyoさん撮影、Wikimedia Commonsより)