11日朝、寒波が襲来した韓国・ソウルの路上で高齢の男性が気を失い倒れる騒ぎがあった。通り掛かったAさんが急いで救急車を呼んだが、そこでAさんを驚かせる出来事が起こった。登校中の男子中学生らが速やかに男性を助け起こしていたのだ。写真はソウル。

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2017年12月11日朝、この冬最強クラスの寒波が襲来した韓国・ソウルの路上で高齢の男性が気を失い倒れる騒ぎがあった。ちょうどその場を通り掛かったAさんが急いで救急車を呼んだが、そこでAさんを驚かせる出来事が起こった。登校中の男子中学生らが速やかに男性を助け起こしていたのだ。韓国・国民日報が報じた。

記事によると、中学生らは動揺した様子もなく、1人が男性を抱き起こして自身の膝に体をもたせ掛け、また別の1人は着ていたダウンジャケットを脱いで男性に掛けてあげていた。

迅速な措置のおかげで男性はすぐに意識を取り戻したという。その後中学生らは、男性をおぶって家まで送り届けたとのこと。この出来事に驚いたAさんは中学生が男性を抱きかかえる場面を写真に収め、国会議員の閔丙ドゥ(ミン・ビョンドゥ)氏に情報提供した。

中学生らの行動に感銘を受けた閔議員は自身のSNSにAさんから送られた写真を掲載し「この生徒たちを見つけて称賛の言葉を贈りたい」などとつづったところ、SNS掲載から2時間もたたずに、近くの中学校に通う1年生のオム・チャンミン君ら6人と分かった。

閔議員は「何よりも中学1年生が救助方法を見せてくれたというのが不思議だ。体感温度が氷点下10度を下回る中、もう少し放置されていたら大変なことになるところだった」とし、「期末試験が終わったら、(オム君らを)訪ねて温かい励ましの言葉を伝える予定」と明らかにしている。

「まだ捨てたものではない世の中」と国民日報が見出しにうたったこのニュースは、韓国のネットユーザーから大きな反響を集め、「子どもたちこそこの国の未来だ。格好いい」「こういう生徒たちがいるから韓国が回っているように思う。大人たちも学ぶべき」「うちの子たちも彼らのように思いやりのある温かい子に育ってほしい」などのメッセージが寄せられている。

また「勉強ができる子より温かい人格を持つ子がいい」「美しい世界のためには道徳や人格教育が必要だ」「教育の力が大きいということを切実に感じる」など、教育の重要性を説くユーザーも複数みられた。(翻訳・編集/松村)