「大富豪」(地域によっては「大貧民」)はトランプで遊ぶ定番ゲームですが、数多くのローカルルールが存在することでも有名です。そんな大富豪を各種ローカルルールを追加してAI相手にプレイできるWindowsのフリーゲーム「D貧民」を遊んでみました。

D貧民

http://www.tausoft.net/down/dhin.htm

公式サイトか窓の杜の「D貧民」ページへ行き、「窓の杜からダウンロード」と書かれたボタンをクリックします。



ダウンロードしたファイルを解凍すると「Dhin.exe」というファイルが生成されているのでダブルクリックして実行します。



これで準備完了。最終更新から15年以上経過したゲームですが、問題なく動いてくれます。



ゲーム画面はこんな感じ。場に出たカードと場の状態が中央に表示されています。表示は左上から「カクメイ」「イレバ」「カイダン」「Joシバリ」、そして各スートの縛りと続きます。右下にはスコアとなるポイントも表示されており、カードの出し方や順位によってポイントが変動します。



カードを出すときは、出したいカードをクリックして選択した後画面を右クリックすればOK。



設定では「名前」や「カードの模様」といった普通の設定の他に……



さまざまなローカルルールを設定できます。たとえば「天変地異」は、「大貧民がカードを配られたときに10以上のカードを1枚も持っていなかった場合、大貧民と大富豪のカードを全て交換する」というルール。



ジョーカーの枚数は1〜3枚から選べます。ジョーカー返しは「スペードの3」の他に「3枚の3」、「なし」が選択肢にありました。



「特殊カード」タブでは、「八切り」や「イレブンバック」といったメジャーなものを始め、「7渡し」「10捨て」なども用意されていました。



「縛り」タブに「階段あり」という項目があったのですが、この階段は「5→6のように、一つ大きい数字が場に出されたとき、6→7のように一つ大きい数字しか出せなくなる」という縛りの一種のようです。



同じスートで3枚以上続く数字は連番という名前で項目に載っていました。「重ねて出せる」にチェックを入れると「567」に「678」のように数字を重ねて出すことができるようになります。他にも「エンペラー」という言葉が出てきましたが……



「エンペラー」とは、「4枚の連続したカードで、スートが全部違うもの」を指すようです。スートが全部違うという条件が意外と厳しく、なかなか登場しませんでした。



カード交換は欲しいカードを指定できます。たとえば「ジョーカー」を選んで「選択」を押すと……



残念ながら「もっていません」とのこと。



代わりに「2」を指定することにします。



「2」は持っていました。



カードを渡す時は、渡したいカードを選んで「OK」をクリックします。



また、ポイントは「上がる時にできるだけ多くのカードを出す」とたくさんもらえるとのことだったので、連番で5枚を同時に出して上がってみたのですが……



ジョーカーが含まれていたため反則となってしまい、ひどいマイナス点をもらってしまいました。



「D貧民」はオンライン対戦には対応していませんが、「こういうルールで遊んだなぁ」と懐かしくなるルールや「こんなルールがあるのか!?」という驚きのルールまで、ローカルルールが豊富に用意されており、細かくカスタマイズもできるので、「自分好みの大富豪」をプレイできること間違いなしです。