子育て家庭は注意!電気ケトルでやけど事故 消費者庁が呼びかけ

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水を急速に沸騰させて、お湯が使えるようになる電気ケトル。金額もそこまで高いものではないので、毎日使っているご家庭も多いはず。しかし、便利な半面、乳幼児のやけど事故の原因にもなっており、消費者庁が呼びかけを行っています。

炊飯器や電気ケトルなどの事故 375件

消費者庁によると、平成22年12月から平成29年10月までに、医療機関ネットワーク事業の参画医療機関から、0〜14歳の炊飯器や電気ケトルなどによるやけど事故に関する情報が、375件寄せられているそうです。

詳細を見てみると、炊飯器によるやけど事故は134件、電気ケトル等は241件。そのうち、2歳以下の乳幼児は289件で、事故の約8割は、乳幼児となります。

事故の危害の程度別では、炊飯器は中等症8.2%、電気ケトル等は中等症18.2%・重症5.0%、暖房器具は中等症9.0%・重症0.3%(中等症は入院を要する状態、重症は生命に危険が及ぶ可能性が高い状態)。

さらに、中等症・重症のやけど事故を年齢別に見ると、2歳以下の割合が、炊飯器91.0%、電気ケトル等91.1%、暖房器具50.0%となり、乳幼児の割合が高くなっており、小さいお子さんを持つ家庭では、とくに電気ケトル等での注意が必要でしょう。

電気ケトルのコードを引っ張る可能性がある

やけど事故の事例としては、テーブルの上に置いていた電気ケトルのコードを子どもが引っ張り、電気ケトルが下に落ち、お湯が飛び出して受傷するなどがあるそうです。

他にも、子どもの泣き声に気づき、居間に行ったら、子どものすぐ近くに電気ケトルが落ちていて、熱湯のたまりのなかに子どもが腹ばいになっていた事故も報告されています。

子どもでは電気ケトルを使うことはできないかもしれませんが、コードを引っ張ったり、倒すことは十分可能。また、熱湯をかぶってしまっても、身動きがとれず、重症化してしまう危険があります。

そのため、乳幼児の行動範囲に製品を置かない、使用中の製品に子どもを近づけさせない、転倒流水防止機能のついている製品(Sマークがついている)を使用するなど、注意しましょう。ほかにも、電気ケトルを使ったら、残ったお湯は捨てる、すぐに片付けるなどを習慣づけてもいいかもしれません。

寒い冬の時期は、電気ケトルを使用する回数も増えがち。だからこそ、子どもの安全を考えて事故が起きないように、注意しながら使うようにしましょう。

(文・山手チカコ/考務店)