中国戦翌日の練習で汗を流すGK東口順昭

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 いまだ危機感と隣り合わせにいる。12日の中国戦(2-1)でゴールマウスを守った日本代表GK東口順昭(G大阪)は「まずは勝ててよかった。来たボールやクロスボールには高い集中力で対応できた」と、あらためて試合を振り返り、「これを続けていかないといけない。勝つのは最低条件。これからもプレッシャーと戦っていかなければならないので、切り替えてやっていきたい」と視線を前に向けた。

 ロシアW杯へのサバイバルレースも佳境に入っている。W杯メンバー23人のうちGKの枠は3枚。守護神候補のGK川島永嗣(メス)は当確として、残る2枠を東口、GK西川周作(浦和)、GK中村航輔(柏)が争う構図だ。「W杯に行きたい。行くためにはアピールしないといけない。アピールがうまくいかない現状で、どうしようと自分の中で考えていると、それがプレッシャーになってしまう」。東口は偽らざる心境を吐露した。

 11年の初招集から6年余りで中国戦が4キャップ目。「なかなか呼ばれても出られなかったし、出ても満足する結果を出せなかった。ここ数年はずっとそうですね。なかなか自分の中で消化しきれないので弱いなと思います」。常にプレッシャーとも闘ってきた日本代表での日々。「考えすぎて、頭では分かっていても体が動かないときもあった。考えすぎはよくないのは分かるんですけど」と、率直に胸の内を明かした。

 約1年半ぶりに出場した10月10日のハイチ戦(3-3)で痛恨の3失点。西川は昨年11月から代表戦出場がないが、ACLで高いパフォーマンスを見せ、ハリルホジッチ監督の評価も高めた。東口が背番号1を背負う今大会では、初戦となった9日の北朝鮮戦(1-0)で中村が先発デビュー。スーパーセーブを連発し、指揮官も「いい発見だった」と絶賛した。果たしてだれがW杯への切符をつかむことになるのか。競争はこれからも続く。

 

 中3日で迎えるのは16日の韓国戦(味スタ)。中村、GK権田修一(鳥栖)との争いに勝ち、まずはそこでピッチに立つことが次の目標になる。「出たいです、もちろん」。きっぱりと言い切った背番号1は引き分け以上で2大会ぶり2度目の優勝が決まる一戦に向け、「優勝も懸かっているし、優勝したら変わると思う」と力強く言い切った。

(取材・文 佐藤亜希子)


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