12日、親中派として知られ、中国の富豪と密接なつながりが指摘されていたオーストラリア野党・労働党のサム・ダスティヤリ上院議員が辞職した。資料写真。

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2017年12月12日、親中派として知られ、中国の富豪と密接なつながりが指摘されていたオーストラリア野党・労働党のサム・ダスティヤリ(Sam Dastyari)上院議員が辞職した。13日付で環球時報が伝えた。

ダスティヤリ氏は同党の有望株だったが、南シナ海問題で中国寄りの発言をし、幹部の座から退いていた。さらに、「シドニーで中国系商人と昨年10月に接触。その際、盗聴を防ぐために携帯電話を部屋に置いたまま外で話をするよう黄氏に促した」との報道も見られ、中国との密接なつながりが指摘され、オーストラリアのマルコム・ターンブル首相やビショップ外相も同氏を糾弾する発言を行っていた。

ダスティヤリ氏の辞職について労働党のビル・ショーテン党首は12日、「ダスティヤリ氏は誠実なオーストラリア人。政府が彼を裏切り者とすることは受け入れられない。政府はこれを機に、中国への病的な攻撃を減らし、国民の日常生活に影響する問題の解決に力を入れるべきだ」と述べた。

一方、中国外交部は12日の定例記者会見で、ダスティヤリ氏の辞職について意見を聞かれたが、「オーストラリアの内政問題」として発言を控えた。「中国のオーストラリアの内政に対する影響が両国関係を緊張化させている」との論調に対しては「最近、一部の西洋国家が“他国の内政に不干渉”に関心を寄せている。これは良いことだ。他国の内政に干渉しないことを守れば、国際関係の健康的な発展に益する」と発言している。(翻訳・編集/内山)