スピードスケートW杯で世界記録を連発した日本女子代表チームが22日(2017年12月)帰国。成田空港での凱旋会見では平昌五輪へ向けた頼もしい発言が相次いだ。

1000メートルで優勝し、個人の五輪種目で日本の女子選手としては史上初の世界記録を出した小平奈緒(31)。「ようやく絵に描いてきたものがモノになったと感じている。ただ、実際に出てみるとまだまだ課題は多くて、まだまだ成長できると感じている」。

一方、3連続の世界記録を出した高木姉妹が引っ張る女子チームパシュート。姉の高木菜那(25)は「去年から作戦を少し変更した今回は全員の力がつきその作戦がうまくいった」。妹の高木美帆(23)も「馬力というか、力を出せるようになった実感がある」。

その作戦変更とは、先頭を滑る交替回数の変更。パシュートは3人で隊列を組み400メートルを6周滑り最後尾の滑走者のゴールタイムを競う。そこでタイムロスを少なくするために、最も風圧を受ける先頭の交替をこれまでの4回から3回に減らした。

夏場の陸上トレーニングでスタミナ増強

ただ、これには体力消耗というデメリットもある。そこで強化したのが夏場の陸上トレーニングだった。

長野五輪銅メダリストの岡崎朋美によると、「3年前からオランダからコーチを招き着実にスタミナをつける夏場の陸上トレーニングを強化した。夏場に泣くぐらい苦しい追い込み、倒れるぐらいやって冬に笑うんですよ。相当やったんじゃないですか」。

その結果が世界記録の連発につながった。

コメンテーターの松田丈志(競泳元日本代表)は「夏に泣いた結果、今ちょうど充実期に来ているのでしょう。あとは細かい所の微調整で笑う時期を迎えている」という。

スピードスケートの平昌五輪代表選考会は今月27日から始まるが、彼女たちがどんな記録で選ばれる楽しみだ。