完成イメージ図=台鉄提供

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(雲林 13日 中央社)114年の歴史を誇る台湾鉄路管理局(台鉄)斗南駅(雲林県)で12日、駅の東西を高架橋で結ぶ新駅舎の起工式が行われた。新駅舎は現駅舎に隣接して建設され、現駅舎は保存される。新駅舎の設置により利用者の利便性や安全性の向上、駅前の混雑緩和などにつなげる。2020年12月末に竣工予定。

同駅は日本統治時代の1903年に「他里霧駅」として開業し、1920年に斗南駅に改称。1945年3月の改築を経て、現在の姿になった。

同駅周辺では、1998年から開発計画が持ち上がっていたが、一部の土地所有者との話し合いがまとまらず、10数年にわたり足踏み状態が続いていた。そのため、地元住民には着工が待ち望まれていた。起工式に出席した丁彦哲・雲林県副県長は、複合商業エリアやバスターミナル、バス停の動線、駐車場などを合わせて整備することで、駅周辺全体の発展を推し進めたいと意欲をみせた。

駅の近隣には、かつて倉庫として使われていた建物を文化施設として活性化させた「他里霧文化園区」がある。県は中央政府から2億3600万台湾元(約8億9100万円)の助成金を得て、同園区や緑地、広場などを連続した生活エリアとして開発する計画を進め、斗南を住みよい都市にすることを目指している。

(葉子綱/編集:名切千絵)