どの国の政府や自治体でも、国民や住民にとって住みやすい町を目指して様々な環境整備を行っているはずだ。日本では視覚に障がいがある人にために、歩道には点字ブロックが敷設してあるほか、公共施設では様々な表記が点字でも表示されていて、1人でも外出できるよう整備されている。中国メディアの今日頭条は10日、日本では視覚障がい者であっても思いのままに外出できるが、整備が遅れている中国では視覚障がい者が1人で外出するのは非常に困難であることを強調し、こうした点こそが日中の差であると強調した。(イメージ写真提供:123RF)

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 どの国の政府や自治体でも、国民や住民にとって住みやすい町を目指して様々な環境整備を行っているはずだ。日本では視覚に障がいがある人にために、歩道には点字ブロックが敷設してあるほか、公共施設では様々な表記が点字でも表示されていて、1人でも外出できるよう整備されている。中国メディアの今日頭条は10日、日本では視覚障がい者であっても思いのままに外出できるが、整備が遅れている中国では視覚障がい者が1人で外出するのは非常に困難であることを強調し、こうした点こそが日中の差であると強調した。

 記事はまず、中国の道路交通安全法では、視覚障がい者が安全に道路を歩くことが出来るように点字ブロックを敷設しなければならないことや、道路に敷設してある点字ブロック上に障がい物を置いてはならないことが記されていることを紹介。だが、現実は点字ブロックがまっすぐに敷設されておらず、ジグザグだったり、歩道に駐車した自動車や自転車のせいで点字ブロックが覆われていたりすると紹介したほか、ひどいケースでは点字ブロックが粉々に砕けたまま放置されているなどの状況も見られると伝え、中国では視覚障がい者に対して優しい環境ではないことを写真と共に紹介した。

 さらに、日本では「視覚に障がいがあっても安心して外出することができる」と紹介し、歩道や横断歩道には視覚障がい者が歩きやすいように点字ブロックが敷設してあること、さらに、専用の押しボタン式の信号機には専用のボタンが設置されていて、通常であれば9秒で信号が変わってしまうが、専用のボタンを押した場合は時間が延長される仕組みになっているなど、さまざまな配慮があることを紹介した。

 また、配慮は日常生活のあらゆる場所にあるとし、たとえば、牛乳パックの上部に切込み加工が施されていて視覚障がい者でも判断できるようにされていることなどを紹介し、「日本には視覚障がい者に対して優しい社会がある」と論じた。最後に記事は、国の豊かさは技術の進歩だけではなく、社会的弱者への配慮という点に現れてくると主張し、「中国にはまだまだすべきことがたくさんある」とした。

 確かに今の中国では視覚障がい者が1人で街を歩くには危険すぎる状況が多々見られる。道は人や自動車でごった返している。点字ブロックは敷設されていても障がい物だらけだ。また、歩道には段差が数多く存在していて、路面がボロボロになった歩道も多い。中国でも将来的には社会的弱者も住みやすい国になるのだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)