「やっぱり凄いよね」 衝撃40m弾の昌子が謙遜、先輩・小笠原の“伝説の一撃”と比較

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中国戦の後半43分に40メートル弾で代表初ゴール、偉大な先輩の一撃に再脚光

 日本代表は12日のE-1選手権第2戦で中国に2-1と勝利し、第1戦の北朝鮮戦(1-0)に続いて2連勝となった。

 中国戦の終盤に観客の度肝を抜く40メートルのロングシュートを突き刺し、代表初ゴールをマークした鹿島アントラーズDF昌子源だが、鹿島の偉大な先輩のゴールと比較したうえで「僕のゴールは狙っていない」と謙遜している。

 試合は終盤まで0-0のまま推移するが、FW小林悠(川崎フロンターレ)が後半39分にゴールを決めて、ついに均衡を破る。そしてその4分後、誰もが驚くロングシュートが飛び出した。

 センターサークル付近でボールを拾った昌子は、相手が寄せてこないと見るや思い切り良く右足を一閃。ほぼ無回転の強烈な一撃は、右にややスライスしながら落ちる弾道を描いてゴール方向へと向かい、相手GKの頭上を越えてそのままゴールネットに吸い込まれた。今大会2試合連続でキャプテンマークを巻いている昌子は、代表9試合目で待望の初ゴール。このゴラッソに観客だけでなく、バヒド・ハリルホジッチ監督を含めて日本のベンチも歓喜に沸いた。

 もっとも、試合後に当の本人は「狙っていない」と照れ笑いを浮かべたが、かつて鹿島のMF小笠原満男が代表戦で同様のロングシュートを決めたことについて問われると、「見た、見た」と返答。自身のゴールと比較し、次のように語っている。

「凄い技術の持ち主」と再認識

「僕は鹿島でもあのへんから結構打つけど、入っていない。満男さんのゴールに関してはやっぱり凄いよね」

 小笠原のゴールとは、2006年2月のキリンチャレンジカップ・フィンランド戦(2-0)で生まれたものだ。1-0で迎えた後半12分、DF中澤佑二(横浜F・マリノス)からパスを受けた小笠原は、ハーフウェーライン付近から推定60メートルのロングシュートを決めた。

 昌子は自身のロングシュートと小笠原のそれとを比較し、先輩の凄さを再認識したようだ。

「キーパーの位置を見て、あの距離を正確にゴールに入れるというのは、凄い技術の持ち主だと思う。僕のは狙ってないし、ゴールキックになってくれればいいかな、みたいな。1点勝っていたし」

 中国戦のスーパーゴールを“偶然”と謙遜する昌子だが、図らずもチームメイトである小笠原の一撃が再脚光を浴びる形となった。

【了】

大木 勇●文 text by Isamu Oki(Football ZONE web編集部)

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

【動画】鹿島の“象徴”小笠原のスーパープレー集

https://youtu.be/XCHnRrhVtJU

Jリーグ公式YouTubeチャンネルが選定、小笠原の1999年ベストゴール

https://youtu.be/p31qndyupj0

Jリーグ公式YouTubeチャンネルが選定、小笠原の2003年ベストゴール

https://youtu.be/VqwvGodyszA

Jリーグ公式YouTubeチャンネルで公開された、「2009年MVP小笠原の好プレー集」