隠したい部分はモザイクかけちゃえ!マステのような情報保護テープ【文具のツボ】

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コピーするよう手渡された書類に、住所や電話番号などの個人情報が印刷されていたら、どうしますか? 一番手軽なのはマジックや修正テープで該当箇所を塗りつぶす方法ですが、これだと書類を汚してしまいますよね。じゃあ、付せんを貼ってみる? 付せんの幅が広過ぎたり、コピーしている途中に付せんがはがれたりと、こちらも面倒そうです。

実際の書類は映像や写真と違ってモザイクをかけられないのが難点。そんななか、“手で切り貼りできるモザイク”のように使える製品があるってご存知ですか?

■隠したい文字にテープを貼るだけ

書類の文字をピンポイントで隠せるのが、ヒサゴの販売する「目隠しセキュリティテープ」です。見た目や触った感じは普通のマスキングテープとほとんど変わりません。

テープの柄を見てみると、白黒の柄がずらっと並んでいます。これも「マスキングテープの新柄?」と思ってしまいそうなデザインですが、これを書類に貼ると、モザイクのように文字をバッチリ隠せるのです。

先ほど、「目隠しセキュリティテープ」の見た目について“マスキングテープのよう”と評しましたが、切りやすさ、貼りやすさについてもマステと似たものを感じます。文字をしっかり隠せるうえに、ビニールではなく紙でできているからこそ手で簡単に切れます。

▲隠したい文字の長さに合わせて切りやすい

テープを貼り付けた書類は、このままスキャンやコピー、ファックスできます。付せんで文字を隠した場合、ファックスやコピーの読み取り時にずれてしまったりしますが、書類にしっかり貼り付けられているテープなら、その心配は少ない点もうれしいですよね。

「目隠しセキュリティテープ」は5mm、8mm、12mmと3種類のサイズを展開。文字の大きさに合わせて使い分けることができます。一番幅の広い12mmタイプでは、文字の大きさによっては2行まとめて覆えます。広い箇所を一気に隠したいときに活用できそう。

▲上から5mm、8mm、12mm

ちなみに、今回筆者が使ったのは「地紋」柄ですが、ほかにも黒一色で塗り潰せるテープもあります。

 

■簡単にはがれるから書類が傷つかない

もうひとつの特徴が、貼ったテープを簡単にはがせるという点。マステと同じく弱粘着なので、剥がそうとして紙を傷つけるなんてこともなくなります。また、一度使ったテープも数回程度なら再利用できるのでコスパも◎。

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「書類の一部塗りつぶし」という、かなりレアな作業時に便利な製品ではありますが、この「目隠しセキュリティテープ」が手元にあるとスムーズに作業を終えられますよ。販売価格は680円。1巻で5m使えます。

>> ヒサゴ「目隠しセキュリティテープ」

 

(取材・文/神戸紅実子)

かんべくみこ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」に所属。”平成生まれ昭和育ち”ながら、スマホやアプリに関する記事を若者文化に乗り遅れまいと執筆中。東横線ユーザーだが、ときどき中央線沿線にも出没する。