新宿中村屋さんと言えば、歴史ある老舗です。特に年配の方々に絶大なる人気と信頼がある有名店で、カリーはなんと昭和2年から純印度式のカリーを作られて、2017年に90周年を迎えられたそうです。

このカリーこそが、日本においてスパイス料理を研究し広めてきた尊敬すべき大先輩たちが、ずっと守って伝えて来たロングセラーのお味です。
数年前、新宿の本店が再開発のために工事をしていたときに急にあの味が食べたくなり仮店舗としてお隣のビルで営業されていたレストランに出かけていったことがあります。

その時に驚き感心したのは、仮店舗でありながら品を落とさない内装と、たくさんの礼儀正しい従業員さんたち。そして常連さんに間違いのないご年配の方々が続々とお昼ごはんに中村屋さんの純印度式カリーを食べに来店し、ベテランとおぼしき店員さんたちがお名前を呼び言葉を交わし挨拶をしながら席に案内してゆく姿でした。おじい様もおばあ様も皆嬉しそうで楽しそうです。こんなにたくさんの方々が。数十年間ずっと毎週のように定番として口にされてるのだなあと、その信頼度がしっかり伝わってきました。

このように私がこのお店は別格だなと信じている理由はいくつもあるのですが、特に他店で真似ができない「特別さ」は・・・・、美味しいカリーのために「カリー用に最適な玉ねぎ」を淡路島・丹後より厳選し、そして「カリー用に最適な鶏肉」を契約農家で飼育する。そこからまず取り組まれているというところです。そしてスパイスも質の良いものをお使いになっていることがよくわかります。

その、純印度式でありながら昭和2年から日本人に愛されてきた決定版が、これです。
お店では、魔法のランプのような光るカレーポットに入って提供してもらえますが、それでも自宅で同じ味をいただける便利さは素晴らしいですね。サイトでは、じゃがいもを加えるとさらに素晴らしい味になるということでその場合の調理法がとても丁寧に書かれています。こういうところがやはり老舗なのです。冷凍して美味しくないものは喜ばれるとわかっていても入れない。けれど是非それをご自宅で試してほしいので丁寧に親切にアドバイスをする。これが「便利さと同列に伝統を守る」姿勢であり、中村屋さんらしいところだと感じます。

職業柄様々なカレー料理、スパイス料理を食べてきましたがこれだけのロングセラーを他に私は知りません。

商品名:伝統のインドカリー 3個入

販売:新宿 中村屋

文:お取り寄せの達人:香取薫さん(インド・スパイス料理研究家 有限会社食スタイルスタジオ代表取締役)