11日、中国のポータルサイト・新浪の写真特集ページに、「南京で暮らす日本人」と題する写真と記事が掲載された。写真は南京にある日本料理店。

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2017年12月11日、中国のポータルサイト・新浪の写真特集ページに、「南京で暮らす日本人」と題する写真と記事が掲載された。

記事は南京在住の日本人5人の日常を紹介するもので、冒頭で1937年の南京事件に言及、かつて敵国だった日本が今では関係を断つことのできない隣人になっていると説明する。

ここで最初に紹介されるのは、「工場管理を手伝ってほしい」という友人の招きを受けて3年前に南京にやって来た中国滞在歴15年の男性だ。中国をよく知る男性は移り住む先が「南京」と聞いてしばらく悩んだという。記事には工場を見回る男性の写真が付されており、「日本人は細かすぎる」という理由で男性が従業員からやや恐れられているというエピソードも披露。その一方で、仕事を終えた後に一杯やるのが男性の習慣となっていること、店で見せる表情に仕事中の厳しさは見られないこと、なかなか会うことのできない日本にいる家族に思いを馳せていることなどがつづられている。

記事はさらに、南京出身の女性と結婚して日本風の飲食店を経営している男性や、夫の仕事の関係で南京に来た女性、南京のインターナショナルスクールで外国語教師として働く女性、中国で俳優になりたいと考え南京大学で中国語の勉強を始めた男性を紹介し、それぞれの日常を伝える中で南京大虐殺記念館を見学した人から「戦争は全ての人にとっての痛み。日本にも原爆資料館がある」という言葉が出たことも取り上げている。

2016年末の統計で、南京に定住する日本人は500人強。記事は「南京で暮らす日本人と地元の人たちに大きな違いはないが、彼らは自分たちのグループを持っている」と指摘し、最後に現地にある「日式クラブ」が日本人の社交の場となっていること、ここで見られる光景は東京のクラブでの光景と似ていることに触れた上で「ここは異国にいる寂しさをまぎらわせる場所であるのかもしれない」と締めくくっている。(翻訳・編集/野谷)