ツガミの長岡工場

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 2017年の工作機械の受注額が、10年ぶりに過去最高になりそうだ。初の1兆6000億円台も視野に入った。日本工作機械工業会(日工会)が11日発表した1―11月の工作機械受注(速報値)は、1兆4796億8100万円だった。12月に1103億円以上の受注があれば、07年に記録した過去最高を超え、1203億以上で1兆6000億円に達する。11月までの月平均受注額は1345億円。12月もこのペースを維持する公算が高く、年間での記録更新はほぼ確実だ。

 11月の受注実績(同)は前年同月比46・9%増の1585億2500万円と単月で過去最高。増加は12カ月連続で1500億円台は初めてとなる。

 内需は同20・8%増の543億2600万円で10カ月連続の増加、外需は同65・5%増の1041億9900万円で12カ月連続の増加となった。外需の1000億円台も初めて。

 工作機械受注は「ユーザーの業界や事業規模、地域を問わず全体的に良い」(日工会)状況で年初から高水準が続く。11月はここにスマートフォンの部品を加工する機械の大口受注が加わったとみられる。日工会は「受注水準が急に落ちることはなさそうだ」とみるが、一方で部品不足が顕在化している。