代表10試合目にしてついに初ゴールを奪った小林。しかし、満足はしていない。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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[E-1サッカー選手権]日本2-1中国/12月12日/味の素スタジアム

 待ち望んだ代表初ゴールが値千金の先制弾となった。
 
 E-1選手権の第2戦で中国代表と対戦した日本代表。最終盤を迎えても0-0で推移していた中で、チームを救ったのはJリーグでMVPと得点王に輝いた小林悠だった。
 
 84分、倉田秋のパスを受けた川又堅碁がペナルティエリア内でゴールを狙うも、相手のブロックに阻まれてしまう。すると、このこぼれ球が小林の元へ。1度は相手のGKに止められたが、「堅碁と最初はワンツーをしようと思ったのですが、こぼれてきた。1本目は相手のGKに止められたのですが、上手くこぼれて流し込めた」という小林は2度目のシュートチャンスを得る。そして、角度のないところから巧みに反転して左足でゴールを射抜いた。
 
 小林にとっては、これが嬉しい代表初ゴール。「ほっとした」と話しつつ、「なんとか最後、決められて良かった」と喜びを語った。
 
 川崎で大車輪の活躍を見せ、代表復帰を果たした小林。しかし、日の丸を背負うと、思うように結果を残せない時期が続いていた。この日も1トップで先発出場を果たしたが、前半からあった好機をものに出来ない。23分に植田直通の右クロスからビックチャンスを掴んだが、渾身のヘディンシュートは枠に飛ばせなかった。その状況に「中2日の先発で身体はものすごくきつかったですし、シュートも入らなかったので途中交代かなと思った」と小林は振り返り、ピッチから去ることも覚悟していたという。
 
 それでも最後に結果を出し、「最後まで信じて使ってくれた」ヴァイッド・ハリルホジッチ監督に自身の存在をアピール出来たの間違いないだろう。「今日も多くのチャンスを作れたので次につなげたい。1点を決められたので、また決められそうな気がします」と自信を掴んだ川崎のエースは、韓国との最終戦でもどん欲にゴールを狙うつもりだ。

【日本代表PHOTO】E-1選手権・第2戦の中国戦は小林と昌子の2ゴールで勝利!

取材・文●松尾祐希(サッカーダイジェストWEB編集部)