鮮烈なロングシュートで嬉しい代表初ゴールを挙げた昌子。最後は運命の韓国戦に向け、気を引き締めた。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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[E-1サッカー選手権]日本代表 2-1中国代表/12月12日/味の素スタジアム 

 文字通り、センセーショナルな一撃だった。
 
 E-1選手権の日本対中国戦。84分に小林悠のゴールで先制に成功したハリルジャパンは、その4分後に追加点を奪う。決めたのは、この日キャプテンマークを巻いたCB昌子源。ゴールまでおよそ40メートルの位置から豪快に右足を振り抜くと、ボールは前に出ていた相手GKの頭上を抜き、ネットに突き刺さった。
 
 スーパーゴラッソで代表初ゴールを決めた鹿島DFが、興奮気味に名場面を振り返る。
 
「正直、入るとは思ってなくて、ゴールキックになってもいいやくらいの感じで蹴った。僕の前にコンちゃん(今野泰幸)がいて、『うわ、来た、入る入る』(マネをしながら)って言うてましたね。ベンチに喜びに行こうと思ったんですけど、すぐに囲まれました」
 
 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督には「クリアが入っただけだろ?」とからかわれ、「いやいや狙い通りですよ」と応酬。すると指揮官も「そうだな、狙い通りだったな」と称えたという。
 
 鹿島の大先輩である小笠原満男が、2006年のフィンランド戦で推定60メートルのロング砲を決めた。あのファインゴールを報道陣に持ち出されると、「いやいや、ミツオさんはちゃんと狙ってましたからね。僕の場合、鹿島でもあそこから撃つことはあるけど決まったことがなかったんですよ」と笑う。そして、「自分でもびっくりするくらい変化してました。すごい右にかかってて、おおおおおって感じ」と振り返った。
 
 とはいえ、その直後に守備陣の連携ミスからPKを献上し、1点を返された事実が頭から離れない。反省の弁が漏れる。
 
「ゴール自体はすごく嬉しかったんですけど、終わらせ方のところ。最終的に自分としては、嬉しさよりもあの失点の重みというのを感じてます。チームで意思疎通するのが大事。最後の韓国は前から来るだろうからしっかり対処したいし、勝って優勝したい」
 
 2大会ぶりの優勝が懸かる土曜日の日韓戦に向け、最後は気を引き締めた。