シンガーソングライターの半崎美子が12日、東京・KITTEでクリスマスライブをおこなった。4日に開催された『第50回日本有線大賞』で新人賞を受賞。半崎は「やっと親孝行ができたというか、父の反対を押し切って、17年間両親に心配をかけ続けて。これから親孝行の幕開け」と両親への想いを明かした。また、今年1年を「歌をこれまで以上に沢山の方に届けることが出来た」と「届」の漢字一文字で表した。

 このライブは商業施設「KITTE」で現在開催されているクリスマスイベント「WHITE KITTE」と半崎とのコラボレーション曲「感謝の根〜winter ver.〜」の公開を記念しておこなわれた。イベントでは、施設内にいながら白銀の世界を体感できる。屋内では日本最大級の高さ約14.5メートルのもみの木を使ったクリスマスツリーが展示され、雪が降り積もったような飾りつけで銀世界の雰囲気を醸し出している。

 また、期間中の夜には音楽と照明によるライトアッププログラムを実施。「感謝の根〜winter ver.〜」がここで展開されている。

 半崎「北海道に両親が住んでいるのですが、両親もこちらに来た時は3人で泣きながら見ていました。本物のもみの木なので、温もりを感じるというか。北国の出身なのでホワイトツリーは馴染みがあります」とホワイトツリーへの思いについて語る。

 さらに雪景色について「建物や木々が雪を被っている風景には、冷たさよりも温かみを感じるんですね。気持ちが柔らかくなります」と言う。

 今年4月にメジャーデビュー。先日は、『第50回日本有線大賞』で新人賞を受賞した。目まぐるしく過ぎた今年1年を振り返り、半崎は「非常に多くの方に私の歌を知って頂ける機会が増えて、素晴らしい出会いがたくさんありました。両親含め、今まで応援してくれた方たちが、祝福してくれたことが印象的でした」と感慨深げ。

ライブの様子

 同日、日本漢字能力検定協会は、全国から募った「今年の漢字」として京都・清水寺で「北」という字が2017年を象徴する漢字一文字と発表した。今年は北朝鮮による弾道ミサイル発射や、九州北部の集中豪雨による災害が大きなニュースとなったことを受けてのものだという。半崎は今年を漢字一文字で「届」と表し、「歌をこれまで以上に沢山の方に届けることが出来て、とても濃い1年でした」と語る。

 また、曲作りについて、「サイン会などでお客様にかけて頂く言葉だったり、お手紙だったりそういう想いが蓄積していっている中でスタジオに入った時に沈殿していたものが溢れ出てそれが曲になることが多いですね。今回は、コーラスや鈴の音などを入れて冬らしくアレンジしました」と今回のコラボ曲について話した。

 会場ではその「感謝の根〜winter ver.〜」のミュージックビデオを初公開。半崎自身もこの会場で初めて観たと言う。スノードームをモチーフとした、冬の街をミニチュアで再現したような温かみのある映像に半崎は「本当に慈愛に満ちたMVです。ありがとうございます」と笑顔を見せた。

 半崎は「このホワイトツリーを前に先程何を歌うか決めました」と語り、キーボードの演奏とともに「稲穂」を披露。黄色や青色にライトアップされて輝くツリーの下で天高く歌声を響き渡らせた。

 12月13日に37歳の誕生日を迎える半崎。「36歳最後のライブを観に来て下さり、本当にありがとうございます。先日『日本有線大賞』の新人賞を頂き、ステージで歌わせて頂いて。両親が北海道から観に来てステージに上がって3人で泣きながら話をしました。やっと親孝行ができたというか、父の反対を押し切って、17年間両親に心配をかけ続けて。まだこれからですが、孝行の幕開けという感じです」と両親への感謝の気持ちを語った。

 さらに「今まで出会ってくれた方たちにも、これから歌でお返ししていきたいと思います」と意気込みを語り、「サクラ〜卒業できなかった君へ〜」を歌唱。最後に「私自身、感謝の気持ちが溢れる1年間でした。土の中に17年間深く深く根を張り続ける日々でしたが、その根の先まで感謝が詰まっています」と語り掛け、「感謝の根〜winter ver.〜」を披露。集まった観衆一人ひとりに語り掛けるように、優しく温かい歌声を届けた。【取材/撮影=松尾模糊】