密かに「ハーブの女王」と呼ばれるヨモギ。ジャパニーズパーブの代表的存在ですが、あまりに身近すぎて、よもぎ餅以外では食べない、雑草じゃないの? なんていう人もいるようです。実はよもぎにはガンを予防したり、貧血の改善、デトックス、ダイエット、口臭予防、安眠効果、冷え性予防、漢方では万能薬といわれます。その効果の中からいくつか見てみることにしましょう。最近はヨモギのパウダー、サプリメント、お茶なども手軽に入手できるので、ぜひよもぎのパワーを感じてみましょう。

アンチエイジング効果に優れたヨモギ

我々が生きていくためには酸素はどうしても必要です。細胞は酸素を使って取り入れた栄養分を分解してエネルギーにします。しかし、体に入った酸素のいくらかは悪玉活性酸素になってしまいます。悪玉活性酸素は正常な酸素を攻撃してそれも悪玉活性酸素にしてしまい、その連鎖によって悪玉活性酸素は大きく増えていきます。細胞は脂肪の膜で保護されていますが、この悪玉活性酸素の攻撃によって保護している脂肪の膜を過酸化脂質に変化させ細胞核内のDNAをも攻撃してそのはたらきを狂わせてしまいます。遺伝子の元になるDNAがおかしくなると突然変異の細胞が出来てしまい、それが老化やガン細胞の原因になります。しかしヨモギには抗酸化作用のあるクロロフィルとフラボノイドが多く含まれるので、悪玉活性酸素を取り除く効果が期待されます。またクロロフィルは染色体の異常を抑えてくれるはたらきがあることも知られています。つまりヨモギはアンチエイジングにも効果的というわけ。

ダイエット効果に優れたヨモギ

食物繊維は腸内環境を整え善玉菌を増やし、血糖値の上昇を抑制し、余分な脂肪分を体外に出す作用や便通を促すはたらきなどがあります。ヨモギはほうれん草に比べて約10倍の食物繊維が含まれていて、さらにクロロフィルの成分である有機ゲルマニウムは新陳代謝を促し、浄血作用があることも分かっていますのでダイエットには大変効果があると言えます。

口臭予防に優れたヨモギ

口臭の原因は大きく分けると、口内での食べかすなどよる雑菌の繁殖により臭いの元が作られるものと、胃腸内で未消化のものが発酵することで臭いの元が作られそれが血液の中に混じり肺に入ることで呼吸として外に出るものの2つになりす。ヨモギに含まれるクロロフィルには殺菌・消臭作用がありますので口内の細菌にはたらきかけて口臭予防が期待できます。また胃腸内の消臭作用にクロロフィルは効果を発揮することが分かっています。

虫刺されや切り傷にもヨモギの効果

ヨモギは殺菌作用が優れていますので、すり潰したものや指でもんだものを切り傷にあてることによって化膿を防ぐことができますし、止血の効果もあります。また虫刺されにはヨモギに含まれる有機化合物の一種であるシネオールのはたらきで痒みが軽減されることが知られています。

道端に生えていて雑草扱いにされがちなヨモギですが、上で見てきたように数々のめざましい効能が期待出来ますし、簡単に手に入るのも魅力なこの万能薬ともよばれるヨモギをぜひ活用したいですね。


writer:Masami