ノエル・ギャラガー、新作と爆破テロを語る「テロリストが憎むものすべてに光を当てた」
「俺は音楽の力を再び信じるようになった」
「恐れ知らずの堂々たるポップ・アルバムだ」。ギャラガーは本作についてそう話す。「美しい女性たちを笑顔にするもの、ハイになるナイトライフの興奮、そういう日々の喜びについてのアルバムだ。テロリストたちが何よりも忌み嫌うものさ。俺がシリアに行ってイスラム国にこのアルバムを聴かせたら、ヤツらは壊滅するだろうな。トランプでさえ考えを改めるはずさ」
予定にはなかったものの、話題は音楽史に残る名曲の数々を収録したオアシスのベスト・アルバム『ストップ・ザ・クロックス』に及んだ。「俺たちが素晴らしい作品を残したのは事実だ」。ギャラガーはそう話す。「1998年から2004年頃までは、若干路頭に迷ってたのは認めるけどな。桁違いの成功と名声を手にした俺は、ある日こう自問したんだ。『俺は何のために音楽をやってるんだ?』って。金なんか欲しくなかったし、名声も栄光も求めてなかった。あの頃の俺は、音楽をやる理由を見失ってしまっていた。でもそれは戻ってきたんだよ。俺たちはクソみたいな曲も書いたけど、中には最高の作品もあるってことは確かさ」
先日ローリングストーン誌のポッドキャスト「Music Now」のインタビューに応じたリアム・ギャラガーは、バンドの再結成の可能性についてこう語っている。「ほんとは俺のソロアルバムなんかより、オアシスのアルバムの話をしてぇよ。ノエル・ギャラガーもそう思ってるはずさ。俺たちは一緒にやったほうがいいんだよ」
弟の考えについて意見を求められたノエルは、迷わずこう答えた。「死んでもやりたくないね」。