右手を怪我した女性、苦痛の日々明かす(画像は『Inside Edition 2017年12月8日付「NutriBullet Danger? Woman Claims Explosion of Popular Blender Left Her With Mangled Hand」』のスクリーンショット)

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コンパクトで使いやすいミキサーの突然の爆発により、深刻な怪我をした消費者らは今も心身ともに苦痛を抱えて葛藤している。このほど米ネバダ州のある女性が現在の状況を告白した。米メディア『Inside Edition』などが伝えている。

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ネバダ州ヘンダーソンに暮らすウエンディ・リトルフィールドさんは、「NutriBullet(ニュートリ・ブレット)」というミキサーを使用中に不幸な事故に巻き込まれた。

コンパクトタイプの同ミキサーはパワーが強力で、ギフトとしても人気が高い。ある日、ウエンディさんはこのミキサーで豆とトマトを攪拌し、スイッチをオフにしようと思った矢先に容器が爆発した。

突然の爆発でむき出しになった鋭い刃は、ウエンディさんの右手の甲半分をざっくりと切り裂いた。小指の付け根から刃が刺さったことで複数の骨が折れ、腱が断裂してしまったのだ。

ウエンディさんはこれまで5回にわたり手術を受けたが、今でも右手で拳を握ることができずほとんどの指を動かせずにいる。毎日、右手を保護するためにクッション代わりの手袋を装着せねばならず、この怪我により娘カンブリーさんと一緒に仕事をすることもできなくなったウエンディさんは、心身ともにかなりの苦痛を強いられているようだ。

米ケーブルテレビチャンネル「TLC」の美少女コンテスト番組『Toddolers and Tiaras』に出演する子供たちのために、ヘアメイクを担当しているカンブリーさんは「私にとって母は親友でもあります。事故以来、毎日苦痛と葛藤している母の姿を見るのはとても辛い」と話している。

実は「NutriBullet」のミキサーが原因で怪我をした人はウエンディさんだけではなく、少なくとも22人の被害者がこの商品を訴えていることが判明している。何が起こったのかという疑惑を解明するために、ミキサーが爆発した時の再現ビデオを作成したウエンディさんの弁護士ダグ・ローチェンさんは「素早く回転している刃の熱が摩擦を生じさせ、容器に圧力がかかり爆発を引き起こしたことが原因で、使用者の手が刃に当たった」とみているようだ。

しかしこれに対して、「NutriBullet」側は「再現ビデオは誤解を招く」としてローチェン弁護士を非難、さらに声明文でこのように反論した。

「本来は安全な商品を、このように危険と謳い派手に宣伝することで世論を味方につけようとしているにすぎない。当社が得ている報告では、この商品による事故は非常に稀です。また特にこうした事故が起こるのは、消費者が説明書や警告をきちんと読まずに使用していることが原因でしょう。」

ウエンディさんは「怪我をした時には、間違った使い方をしていなかった」と主張しており、ローチェン弁護士も「この商品は非常に危険であり、販売廃止にすべきです」と話している。このニュースを知った人は「これは痛そう…」「絶対訴えるべき」「こういうことが起こると怖いから、私は熱いものは15秒以上ミキサーにかけないって決めてるの」「顔を火傷した人もいるそうだから、気の毒だけど手で良かったよね」「このミキサー怖い!」といった声があがっている。

画像は『Inside Edition 2017年12月8日付「NutriBullet Danger? Woman Claims Explosion of Popular Blender Left Her With Mangled Hand」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)