五輪難民財団の理事会メンバー。右端が趙氏(IOC提供)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】国際オリンピック委員会(IOC、本部スイス・ローザンヌ)は11日、五輪難民財団の初の理事会が開かれ、理事に韓国の趙正源(チョ・ジョンウォン)ワールドテコンドー(WT、世界テコンドー連盟から改称)総裁が選出されたと明らかにした。

 理事会は8日、IOC本部で行われた。IOCは9月の総会で、スポーツに接する環境が乏しい難民への施設整備を行い、生活再建なども支援する五輪難民財団の設立を発表していた。

 財団の理事長はIOCのバッハ会長、副理事長は国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のグランディ高等弁務官が務める。理事には趙氏のほか、IOCの于再清副会長(中国)、カタールオリンピック委員会のサーニ委員長、難民選手団として2016年のリオデジャネイロ五輪に出場した元陸上選手のイエヒ・プル氏が任命された。

 財団に対してはカタールオリンピック委員会とリヒテンシュタイン政府が支援を表明している。五輪パートナーや各国の政府機関、個人から寄付金を募り、基金を設立する方針だ。

 趙氏は理事会で18年のブエノスアイレスユース五輪での難民選手団結成を提案。韓国・平昌で開かれるIOC総会で議論を行うことになった。

 趙氏は「2016年に発足し、世界の難民の青少年にテコンドーを通じて希望のメッセージを伝えているテコンドー博愛財団での経験を生かし、五輪難民財団が発展できるよう寄与したい」と意欲を示した。