11日、仏国際放送局ラジオ・フランス・アンテルナショナルの中国語版サイトは、昨年日本で起きた中国人留学生殺害事件の初公判が行われ、多くの中国メディアが傍聴にやって来たと報じた。

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2017年12月11日、仏国際放送局ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語版サイトは、昨年日本で起きた中国人留学生殺害事件の初公判のために、多くの中国メディアが日本の裁判所に詰め掛けたと報じた。

昨年11月3日早朝、東京都中野区のアパート前で中国籍の女子大学院生・江歌(ジアン・ガー)さんが、中国籍の留学生・陳世峰(チェン・シーフォン)被告に刃物で刺されて死亡した。陳被告は江さんと一緒に住んでいた女性・劉シンさんの元交際相手だった。陳被告は殺人と脅迫の容疑で逮捕、起訴された。

11日に東京地裁で行われた初公判で、検察側は冒頭陳述において「陳被告はあらかじめ刃物を用意しており、被害者が警察を呼ぶと叫んだため、殺害を決意した」と述べた。一方、陳被告は脅迫罪について認めたものの、「凶器の果物ナイフは劉さんが部屋から持ってきて江さんに渡したもの。江さんのナイフを奪おうとした際に誤って刺してしまった。その後、殺意を持ち複数回刺したが致命傷ではなく、最初に誤って刺した傷が死因のため、殺人罪は成立しない」と主張しているという。

事件後、劉さんと江さんの母親がトラブルを起こしたことや、江さんの母親が訪日して陳被告の死刑を求める署名活動を行ったこともあり、中国のメディアや世論では今回の事件への注目度が非常に高まっている。日本メディアの関心の低さに対して、中国本土や香港のメディア数十社が傍聴のために東京地裁に訪れ、31の傍聴席をめぐって希望者300人余りが抽選に参加したという。(翻訳・編集/川尻)