会場が工藤のメンバーカラーであるオレンジ一色の染まる中、ラストの楽曲「涙ッチ」を歌うモーニング娘。'17のメンバー

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在籍期間2266日(6年2カ月12日)。モーニング娘。'17の10期メンバーで、ハロー!プロジェクトきってのイケメン&ボーイッシュキャラクターとして男性&女性ファンだけでなく、ハロー!プロジェクトの各グループのメンバーすら魅了していた工藤遥がグループを卒業した。

【写真を見る】リーダーの譜久村聖(左)と工藤遥(右)。ハロプロエッグの絆

モーニング娘。誕生20周年記念コンサートツアー2017秋〜We are MORNING MUSUME。〜の千秋楽が、12月11日に日本武道館で行われた。本公演を持って10期メンバーの工藤遥がグループを卒業。今後は夢であった女優の道を進む。最後のあいさつで工藤は「女優工藤遥として、はじめましてと言えるよう一刻も早くみんなの前に戻ってきます!」と宣言。2011年9月30日に今回の舞台と同じ日本武道館でハロプロエッグ(現ハロプロ研修生)からモーニング娘。へと加入し、まさに“アイドルの卵”だった工藤。そんな彼女が、まわりから必要とされるアイドルとなり、新たな女優という大きな夢に向かって羽ばたいていった。

会場にはモーニング娘。の武道館ライブ史上最大となる1万2000人が来場。さらに国内37か所、海外2カ所で行われたライブビューイングにも同じく1万2000人を動員。全国17会場36公演で約8万2000人を動員したツアーのラスト、そしてグループを卒業する工藤遥を送るのに相応しいフィナーレとなった。

ライブのキラーチューンである「わがまま 気のまま 愛のジョーク」で、コンサートがスタート。卒業する工藤の「アイドル工藤遥の姿、一瞬たりとも見逃してはいけませんよ!」の掛け声に、会場は序盤からヒートアップ。その勢いのまま、最新シングル「邪魔しないで Here We Go!」や最新アルバムに収録されている「CHO DAI」「私のなんにもわかっちゃない」などを次々と披露していく。

「Mr.Moonlight〜愛のビッグバンド〜」で宝塚歌劇団の男役風衣装の工藤が登場すると、会場のファンからは黄色い声援が。同楽曲で工藤がセリフを喋るシーンでは、工藤ファンを公言する後輩の羽賀朱音と掛け合いを披露。ここではファンだけでなく羽賀までも沸かせていた。

MCのコーナーでは、工藤の卒業をお祝いしに、アンジュルムのリーダーでハロー!プロジェクト全体のリーダーも務める和田彩花が登場。先代のハロプロリーダーである矢島舞美(元℃-ute)のように、卒業するハロプロメンバーに向けてハロー!プロジェクトの代表として手紙を読み上げる。

和田は「初めて見たときには、目がくりくりした本物の天使かと思いました。そんな少女のようなかわいい子が、いつのまにかハロプロいちのイケメンになるとは驚きです。ハロプロメンバー何人をもメロメロにさせてきました。私もメロメロにさせられたメンバーのうちの一人です」と、モーニング娘。とスマイレージ(現アンジュルム)が共演した舞台「LILIUM-リリウム 少女純潔歌劇-」のスノウ(和田)とファルス(工藤)を思い返す一幕も。

その後も「A B C D E-cah E-cahしたい」「What’s Up? 愛はどうなのよ〜」などを盛り込んだノリノリのメドレーから、今年発売された「ジェラシー ジェラシー」や昨今の代表曲「One・Two・Three(updated)」で会場の熱量は最高潮に。本編ラストの「ENDLESS SKY」では会場に紙吹雪が舞い、会場だけでなくライブビューイングなどでライブを見届けているファンを魅了していた。

本編終了後は、会場が工藤のメンバーカラーであるオレンジのサイリウム一色に染まり、約4分間鳴り止まない「はるか」コールが巻き起こる。

ハートがいっぱいの“愛”の化身をイメージ(工藤のブログより)したオレンジ色のブリブリのアイドルドレスで登場した工藤は、ファンに向けて書いてきたという手紙を披露する。

肝心なところで噛んでしまうアクシデントはあったものの「女優として誰もが知っている存在になって、今ここで見てくれているみなさんにアイドル時代もよかったんだよって、自慢してもらえるようにかんばります。時間がかかっても必ずそう思わせてみせます。私の次の夢は、自分の主演作品の主題歌をモーニング娘。に歌ってもらうことです!」と誓っていた。

10期メンバーのデビュー曲である「ピョコピョコ ウルトラ」も久しぶりに披露され、会場からは大歓声が。メンバーも笑顔で元気いっぱいパフォーマンスし、歌詞に合わせて夢に向かって大きくウルトラJumpしていた。

誕生20周年記念コンサートということもあり、今回のツアーは歴代のシングル曲やアルバム曲が目一杯に盛り込まれたボリューム感のあるセットリストでも話題に。さらには、12月6日に発売された2年ぶりとなるオリジナルアルバム「15 Thank you, too」の楽曲も披露され、まさにモーニング娘。20年の歴史が感じられるステージ。リーダーの譜久村聖も本編ラストのMCで「たくさんたくさんモーニング娘。の歌を歌って、モーニング娘。の歴史を感じることができました」と感激。

続けて譜久村は、夏に新メンバーとして加入した森戸知沙希に対しても「初の単独ツアーということで、いろんな緊張だったりとかあったと思う。よくやり遂げたなって言ったら上からになっちゃうけど、本当にたくさん覚えてすごかったと思います!」と、少ない時間の中で多くの楽曲を覚えてツアーに臨んだ森戸を絶賛。これに感激した森戸は、涙目になって隣にいた工藤に抱きついていた。13人の新体制でハロー!プロジェクト20周年のアニバーサリーイヤーへ突入する2018年。モーニング娘。'18は、いったいどんな姿を見せてくれるのだろうか。女優・工藤遥の活躍と同じくらい期待したい。(ザテレビジョン)