去就が注目される平野の代理人を務めるジョン・ボッグス氏【写真:編集部】

写真拡大

ウインターミーティングで複数球団と接触「何か成果を上げられれば」

 海外フリーエージェント(FA)権を使ってメジャー移籍を目指すオリックスの平野佳寿投手に、メジャー複数球団が獲得の興味を示していることが分かった。代理人を務めるジョン・ボッグス氏が11日(日本時間12日)、「彼に対する注目は高まりつつある」と手応えを明かした。

 ウインターミーティングが開催されているフロリダ州オーランドの会場ホテルを訪れたボッグス氏は「今日(11日)の午後も数球団とミーティングをする予定。オーランドへ来たことで、何か成果を上げられればいい」と笑顔を見せた。

 これまでタイガースやカージナルスが獲得に興味を抱いていると伝えられてきたが、カージナルスは右腕ルーク・グレガーソンと2年1100万ドル(約12億4800万円)で契約間近。平野について「全チームに連絡を取った」というボッグス氏は「市場の動きは遅いが興味は高まりつつある」と自信を見せている。

 今後は契約を見込める球団をリストアップし、そこから平野が求める条件を反映する予定。「願わくば、複数球団の中から選べる状況を作りたい」と話した。

「契約を早く結べるに越したことはないが、たまには辛抱強くいる方がいい時もある」と、焦らずじっくり移籍先を決める見込みだが、ウインターミーティングで“メジャーリーガー”平野誕生に向けて、ある程度の青写真を描けることになりそうだ。(Full-Count編集部)