今大会、なでしこジャパンは多くの若手選手を起用している

写真拡大

[12.11 E-1選手権女子 日本1-0中国 千葉市蘇我球技場]

 若きなでしこジャパンが中国を完封した。ただ無失点と言えば聞こえはいいが、課題も露呈。ミスからピンチを招く場面も少なくなった。高倉麻子監督も「我慢ですね。胃が痛い」と苦笑いを浮かべた。

「自分たちのミスがあまりにも多くてリズムに乗れず、逆に中国の強い前へのカウンターを受けているうちに、チーム自体も自信がなくなった。阪口(夢穂)や鮫島(彩)が落ち着きを出そうとしてくれていたが、経験のない選手が多いというのはある。自分たちで首を絞めたのかなという思いがある」

「落ち着いてやれとか、判断してやれとか、そういった掛け声をしても、ゲームを戦っているのは本人。必死に戦ってくれているが、こういったゲームを見直して、自分自身のプレーを振り返って、落ち着きながらゲームをやれるようになってほしいなと思います」

 9日に組み合わせが決まった、W杯予選をかねた来年4月のアジア杯のシミュレーションにもなる今大会。指揮官が「我慢して使っても伸びてこない選手もいる。その辺の見極めを私自身はしないといけない」とイレブンに奮起を促したように、なでしこジャパンが再び世界の頂点に返り咲くためには、若手選手の成長によるチームの底上げが不可欠だ。

(取材・文 児玉幸洋)
●EAFF E-1選手権2017特集ページ