FW阿部浩之は連係アップに自信を見せた

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 個人としてもチームとしても、さらに良くなっていく手応えはある。9日のE-1選手権・北朝鮮戦(1-0)に後半36分から途中出場し、A代表デビューを飾ったFW阿部浩之(川崎F)。短いプレータイムながら、後半アディショナルタイム5分にはカウンターから決勝点の起点にもなった。

「もうちょっと出られればというのもあるけど、あの中で自分で点を取れるシチュエーションを自らつくっていくぐらいにならないといけない。そういう意味ではまだまだ足りない部分はあるかなと思う」

 限られた出場時間でのプレーにも貪欲に話す28歳は今大会がA代表初選出。12日の中国戦(味スタ)では初先発の可能性もある。ミーティングで確認した中国の印象については「高さと速さがあるし、戦術もしっかりしてそうだった」と指摘。相手を警戒したうえで、日本としても改善点が多いことも自覚している。

「そういう意味では難しいゲームになるけど、1試合やったことによって、こっちもスムーズになる部分もあると思う。そういうところを出せればいいし、ゴールに向かうプレーを全体的に増やせればいいかなと思う」

 阿部を含め、4人がA代表デビューを果たすなど“急造チーム”で臨んだ北朝鮮戦は攻撃の連動性を欠き、引いて守る相手を攻めあぐねた。ただ、実戦を通して課題が浮き彫りになったことで選手間のコミュニケーションはより深まっている。

 周囲に生かされるタイプのプレイヤーでもある阿部とすれば、連係向上は不可欠。「どんどん自分からアクションすることが大切だと思うし、いきなりでもみんなすごくいい選手なので、(ボールは)出てくる。そこは自分がどんどん動き出すことが大事かなと思う」と、より積極的なプレーを誓った。

(取材・文 西山紘平)


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