ジャン・レノ 写真:Shutterstock/アフロ

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 フランスを代表する名優ジャン・レノが、スペインの新進プロデューサー・監督コンビ、マルタ・カブレラ&パブロ・アラグエス手がける新作映画「1.200 Souls(原題)」に主演することがわかった。

 アンダルシア州カディス出身のスペイン人を両親に持つレノにとって、意外にも初のスペイン映画となる本作。母親の遺灰をまくため、ピレネー山脈の懐にある故郷の町に戻った少女カーラが、壮絶な暴力と死、恐るべき超常現象の数々と直面する姿を描いたファンタジースリラーだ。

 米バラエティによれば、レノが演じるのは、カーラとともに奇怪な出来事の真相を追うフランス人のジャック。多くの秘密を抱えたミステリアスなキャラクターであると同時に、ストーリーの鍵を握る重要な役どころだという。

 脚本を執筆する段階からレノを当て書きしていたと明かしたアラグエス監督が、「彼のような素晴らしい俳優と仕事をできるのは、光栄の極み」と語る一方で、カブレラは本作の歴史的背景に触れ、「自分のルーツを見出そうとする1人の少女の旅路を描いたこの物語の背景には、スペイン内戦末期、反乱軍の弾圧から逃れるため、数多くのスペイン市民が難民の立場に追い込まれたという歴史的事実があります。それは今日、世界各地が抱える難民問題とも大いに通じる部分があるのではないでしょうか」とコメントした。

 米アウトサイダー・ピクチャーズと、スペインのサラゴサを拠点とするVFX制作会社エントロピー・スタジオの共同製作による本作にはレノの他、ハイメ・ロサレス監督の「Beautiful Youth(原題)」で一躍注目を集めた若手女優イングリッド・ガルシア=ヨンソンがヒロインのカーラ役で主演することが決まっている。