銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、愛人契約の話をもちかけられた人妻さんから。佑雪さんも、過去に!?

文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子

【クラブ佑雪】vol. 14

「人妻の私に月50万円で愛人オファーがきました」

月50万円で愛人にならないかという男性が現れました。向こうは独身で、見た目も財力もトップクラスなのでどうしたらいいか悩んでいます。

(ほのかりん 32歳既婚 ウェブディレクター)

ご参考までに「わたくしが月50万円で愛人オファーされた話」を。

んまあ! メーカーなら、一部上場の部長の月収(手取り)じゃないですか? いやあ、悩むところですね。顔はいいわ、独身だわで、これで月500万円以上くれるっていうお話なら、迷わないのに中途半端な金額だから、迷っちゃいますよね。って、ポイントはそこじゃないのかしら。

でも、すごいですよね。人妻にして独身のイケメン金持ちから「愛人になってほしい」だなんて。女としての実力を感じるご相談です。うらやましいです! なんですが、少々、アレ? と疑問を抱かずにもいられないところも……。だって、独身でお金があってイケメンなら、独身の女を好き放題に選べて当然なのに、なぜか人妻にお金でオファー。これはね、臭いますよ! ヘンタイ臭がプンプンします!

わたくしがその昔、月50万円で愛人にというオファーをいただいたときは自分が23歳のヘルプホステスで、お相手はママの大事なお客さまで50代後半のオーナー会社社長。もちろん、既婚者。仮にパパちゃまとしましょう。パパちゃまには当時、看護婦の愛人がいたのですが、看護婦には医者の彼がいて、あまり相手にされなくなってきたので、わたくしに乗り換えたいということでした。

愛人としての条件は1 月額手取りで50万円を支給。2 毎日、パパちゃまと会って夕食を食べ、あんなことやこんなことをする。3 パパちゃま所有の港区にある高級マンションから現愛人の看護婦を追い払うので、わたくしはそこに住む。

「50万円なんて少なすぎる!」というわたくしからの不平には「バカもん! 50万っつたらなぁ、一部上場企業のメーカーの部長の手取りだぞ! マンションのローン払って、子供2人育てて大学までやれる金額だぞ!」というのがパパちゃまの言いぶん。

「パパちゃまのこと、好みじゃないのに毎日会うなんて、割に合わない。せめて月2にして!」には「バカもん! 月50万円あげるほかに毎日パパちゃまとごはん食べて、ほしい服やかばんは全部買ってあげるんだから、ほぼ全額貯金に回せるんだぞ!」というのがパパちゃまの言いぶん。

「看護婦の住んでたとこなんてヤダ!」には「バカもん! どんな高級ホテルのスイートだって、シーツ取り替えるだけだぞ! わかった、そんなにイヤならシーツだけは新しいの買ってやる」というのがパパちゃまの言いぶん。

パパちゃまの意見に一部、納得しながらも、男として好みではなかったため、交渉は決裂しました。あと、やっぱり愛人というのもね〜。独身のコムスメだってリスクがあるのに、ご相談者さまは人妻ですから、もっとリスクは大きいでしょ? 月(ですよね?)50万円でヘンタイの相手ができるのか、損得勘定をしっかりされるとよいと思います。

このテの男は結婚というリスクを負いたくないために人妻を選び、また、それを50万円というギリギリの金額で解決しようというセコいタイプのヘンタイですから、顔のよさにくれぐれも惑わされないよう。ご武運を祈ります!

※ お悩み募集しています。お気軽ににどうぞ!

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