本田の“惜別FK弾”に再脚光 ミランのボローニャ戦「歴代ベストゴール5選」に選出

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ミランの月間最優秀ゴールにも輝いた今年5月の“ホーム最終戦弾”に再び注目

 パチューカのFW本田圭佑は、12日にFIFAクラブワールドカップ(W杯)準決勝で南米王者グレミオ(ブラジル)戦を迎える。

 9日の準々決勝ウィダード・カサブランカ(モロッコ)戦でも120分フル出場した背番号02だが、昨季まで所属したACミランでの“有終の一撃”が再び脚光を浴びている。

 ミランは10日のセリエA第16節ボローニャ戦、イタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラが2ゴールを挙げ、2-0で勝利を飾った。ジェンナーロ・ガットゥーゾ新監督就任後、公式戦3試合目で初白星となったが、ミラン公式ツイッターはボローニャ戦におけるクラブ歴代ベストゴールを特集。本田がラストシーズン(2016-17)のホーム最終戦で決めた直接FK弾も堂々の5位に選出されている。

 本田は今年5月21日に行われたリーグ戦ホーム最終戦のボローニャ戦に途中出場。後半28分にゴール正面23メートルの位置でFKのチャンスを得ると、短い助走からゴール右サイドを狙った。左足から放たれたシュートは、スピードも十分で鋭く曲がり落ちると相手GKの手を弾き飛ばすようにサイドネットに突き刺さった。

 このゴールを決めたボローニャ戦直後に、本田はミラン退団を発表。当時、「このゴールが5月のベストゴールになるとは思っていなかったけど、とても喜ばしいですね」と振り返り、ミランの月間最優秀ゴールにも選出されている。

栄えある1位は悪童バロテッリのロケット弾

 4位以降も素晴らしいゴールが並んだ。

 4位は2009年9月20日、元オランダ代表MFでミランの監督として本田も指導したクラレンス・セードルフが決めたドリブル突破からのGK股抜き弾。続く3位は元イタリア代表FWジャンパオロ・パッツィーニが2013年1月20日にマークした豪快なボレー弾、2位は元スウェーデン代表MFヤスパー・ブロムクビストが、“リベリアの怪人”ジョージ・ウェアのテクニカルなドリブルからのクロスをトーキックで合わせた技ありの一撃が選ばれた。

 栄えある1位は、現ニースの悪童イタリア代表FWマリオ・バロテッリが14年2月14日に決めた約25メートルの超ロングシュート。ロケットのような軌道を描いた圧巻のゴラッソだった。

 世界が注目するクラブW杯に、北中米カリブ海代表として参戦中の本田。大会の歴史にその名を刻むゴラッソを決めることができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images


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