モウリーニョ監督、シティと「パブのケンカ」級の大騒動 「敬意ってものを見せやがれ!」
勝利に沸くシティのロッカールームに乗り込み、相手GKエデルソンに罵声
マンチェスター・ユナイテッドは現地時間10日のプレミアリーグ第16節、マンチェスター・シティとのダービーマッチに1-2で敗れた。
本拠地で苦杯を舐めたジョゼ・モウリーニョ監督は、試合後に宿敵と騒動を起こしていたという。英紙「ガーディアン」など複数の地元メディアが報じている。
今季リーグ戦無敗(15勝1分)のシティに屈したユナイテッドだが、ポルトガル人指揮官はただでは転ばなかった。
記事によれば、モウリーニョ監督は勝利の喜びに浸り、騒ぎ立てるシティに激怒。相手のロッカールームに乗り込み、ブラジル代表GKエデルソンとの口論に発展したという。
この試合でスーパーセーブを連発したエデルソンが、終盤に時間稼ぎをしたことを糾弾。徐々にヒートアップし、「敬意ってものを見せやがれ!」と罵声を浴びせかけた様子。そこにベルギー代表FWロメル・ルカクらユナイテッドの選手も参戦し、20人の選手とスタッフをまじえた「まるでパブのケンカ」(関係者)に発展したという。
以前からペップ監督と因縁深い関係…
モウリーニョ監督はプラスチックボトルの直撃を受け、牛乳もかけられたと報じられている。一方で、シティのアシスタントコーチ、ミケル・アルテタ氏はパンチを受け、眉毛の部分に裂傷を負って出血。警官と警備員が制止に入る大騒動となり、その後モウリーニョ監督はレフェリー室に乗り込み、スペイン代表MFアンデル・エレーラがシティのアルゼンチン代表DFニコラス・オタメンディに倒された際に警告を受けたシーンについて言及し、TVインタビューに臨んだという。
敗者へのリスペクトを求めたモウリーニョ監督だが、レアル・マドリード監督時代から当時バルセロナを率いていたシティのジョゼップ・グアルディオラ監督とは因縁深い関係だった。今回の騒動により、新たな遺恨が生まれてしまった。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
【写真】レロイ・ザネが公式インスタグラムで公開、“マンチェスター・ダービー”勝利に沸くシティのロッカールームの様子
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