モトローラ「Moto G5s」は実用性が高い! ミドルレンジで高コスパスマホがオススメなわけ

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SIMフリースマートフォンも、いまでは実に多くの機種がリリースされています。
ユーザーが増えるにつれてハイエンドモデルも市場に投入されるようになってきました。

それに合わせて、ハイエンドモデルの長所を取り込んだミドルレンジやローエンドモデルが投入されて、ユーザーも増やしています。
大手の通信会社や日本のメーカーはハイエンド志向が強い、長期契約による割引施策をメインとして行っています。
最近は、低料金プランも取り組みはじめましたが、ミドルレンジやローエンドモデルに力を入れているとはあまり言えません。

現状であれば、リーズナブルなモデルは、SIMフリースマートフォンがお勧めです。

その理由は、価格と比較して、バランス良く高機能なモデルがリリースされているからです。
モトローラ・モビリティ・ジャパン株式会社の「Moto G5s」もその中でも優れたモデルです。

モトローラといえば、かつて携帯電話では世界市場1位のシェアを誇っていました。
スマートフォン時代になり、市場シェアの下落とともに、携帯部門はGoogleに買収され、現在ではレノボ傘下になっています。

そのモトローラが復活をかけてリリースしているシリーズが「Moto」シリーズです。

「Moto」シリーズは、ハイエンドからローエンドまで用意されており、今回の 「Moto G5s」は、「Moto Gファミリー」というミドルレンジのモデルとなり、リーズナブルで高機能な製品となっています。

ちなみに、ハイエンド機種として、「Moto Zファミリー」が用意されており、本体のハイスペックに加えて、「Moto Moz」という背面モジュール機構を利用できます。
カメラ、プロジェクター、スピーカー、バッテリーなど様々な機能を持つ「Moto Moz」を交換することで、機能を大きく変更できる合体型のスマートフォンです。

「Moto G5s」 は、モトローラのミドルレンジということで、2万円台(税抜き)の価格設定となっており、MVNOサービスの音声SIMセットでは、2万円台前半という価格設定(2017年12月、OCNモバイルONEの場合)がされており、入手しやすいスマートフォンです。


性能としては、価格と比較して、高機能な部分を持ち合わせています。 デザインでは、オールメタルのユニボディーデザインとなっており、デザイン性に加えて耐久性が高くなっています。
大きさは150.0×73.5×8.24mm、重さ約157gと標準的な大きさです。

デザインの特徴として、かつてGoogleでリリースされていたNEXUSシリーズに似た雰囲気を持っています。Google傘下にいた名残かもしれませんが、NEXUSシリーズを愛用していたユーザーには馴染み深い感触の端末です。


オールメタルのユニボディー


基本性能としては、 Android 7.1.1 (Android 8.0 Oreoへのアップグレード予定 )、5.2インチのフルHD IPS液晶ディスプレイ、1600万画素メインカメラは像面位相差オートフォーカス対応)、インカメラは500万画素(LEDライト搭載)、CPUは、Snapdragon 430(MSM8937、1.4GHzオクタコア)、32GBストレージ、3GBメモリ、 DSDS (デュアルSIMデュアルスタンバイ)機能、指紋認証、加速度計、ジャイロスコープ、イヤホンジャック、microUSB端子を搭載しています。


端末下部に microUSB端子



端末上部に イヤホンジャック


ほかのメーカーにない特徴として、アクションで制御するMoto Actions、夜間のディスプレイや通知を制御するMoto Display機能を搭載しています。ユーザーが自分の環境に合わせてカスタマイズが可能です。


Moto Actionsの設定画面



Moto Displayの設定画面


ベンチマークの値はそれほど高くありませんが、操作性としては、日常ユースでは不満のない速度になっています。


ベンチマークアプリAnTuTu Benchmarkの数値


Android OSが、素のAndroidに近いため、ユーザーはカスタマイズがしやすいでしょう。
Android 8.0 Oreoへのアップグレードが予定されているのも安心です。
また、DSDS対応のため、複数SIMで運用しているヘビーユーザーにも活用できます。
「Moto」シリーズの実用機として、「Moto G5s」はお勧めです。


伊藤浩一