By Omar Jordan Fawahl

海外の掲示板サイト・Redditで、「古いiPhoneのバッテリーを交換すると端末の動作が軽くなった」という報告が挙がっています。iPhone 6やiPhone 6s世代の端末を使っているユーザーの中で「端末の反応が一気に低下した」という印象を持っている人がいる場合は、同様のバッテリー交換を検討してみるのも良さげです。

PSA: If you have an older iPhone with slow performance, a new battery could solve your problems | 9to5Mac

https://9to5mac.com/2017/12/10/iphone-6s-slow-down-battery-fix/

この投稿は、iPhone 6sの動作の遅さに悩まされていたというユーザー・TeckFireさんが2017年11月10日に書き込んだもの。iOS 11にアップデートして以来、端末の反応が非常に遅くなってしまい、しかも原因が全く不明であることにTeckFireさんは悩まされていた模様です。

PSA: iPhone slow? Try replacing your battery! : iphone



遅くなる現象は単なる体感的なものではなく、実際にベンチマークソフトを使って測定しても同様だったとのこと。GeekbenchでiPhone 6sのスコアを測定したところ、以下のようにシングルコアのスコアが1466、マルチコアのスコアが2512だったそうです。ちなみにこのスコアは、iOSに備わっている「低電力モード」のオン/オフを切り替えても変化はなかったとのこと。



TeckFireさんはここで端末のバッテリーを新品に交換し、再び同じベンチマークを実施。すると、シングルコアのスコアが1466→2526へ、マルチコアのスコアも2512→4456へと2倍近くに増加したことが明らかになりました。



TeckFireさんによると、古かったバッテリーを診断したところ、約20%の容量減少が確認されていたとのこと。これらの状況から、TeckFireさんは「Appleはバッテリー容量が減っているiPhoneの速度を低めている。バッテリーを交換すると、再びフルスピードに戻る」と記しています。

このスレッドに対しては賛同の声が集まっており、「私もiPhone 6 PlusにGeekbenchを入れて測ってみたところ、本来ならスコアは「1471」と「2476」であるはずなのに「839」と「1377」しか出ない。これがここ最近、自分のiPhoneがやけに遅くなったと感じていた原因か」とコメントを寄せる人も。

2016年後半には、iPhone 6s世代の端末が何の前触れもなくシャットダウンする問題が表面化し、同年12月にAppleがバッテリーの無償交換プログラムを実施していたことはまだ記憶に新しいところ。

無償でiPhone 6sのバッテリーを交換してもらえる「iPhone 6sが突然シャットダウンする問題に対するプログラム」で実際にバッテリー交換するとこんな感じ - GIGAZINE



あるユーザーはこの問題を引き合いに出し、「iPhone 6sのバッテリー問題を覚えている人も多いはず。AppleはiOS 10.2.1でこの問題の解消を図ったが、実際に行われていたのは、プロセッサがクロック周波数を上げることで高い電圧が要求され、システムが落ちてしまうという事態を防ぐために最大クロック周波数を変えていたことだった」という内容を投稿しています。

ハード面での不具合をカバーするためにソフトウェアで動作速度を絞っていたとしたら、これはハードウェアの性能をユーザーがフルに利用できないことになるため不利益を被っていると受け取られても仕方ありません。しかし一方で、2014年に登場したiPhone 6世代や翌2015年のiPhone 6s世代は登場からすでに2年が経過しており、Appleが想定している「2年後の交換時期」を過ぎているために、通常のバッテリー消耗に相当するとも受け取れます。

性能の高いスマートフォンは、おのずとバッテリーに対する要求も高くなるもの。端末の遅さに悩まされている場合は、Apple Careの保証を利用するなどしてバッテリー交換を検討してみると良いかもしれません。