スマートフォンやパソコンばかりを使用している、コンタクトレンズを多用している、空気の乾燥した室内で過ごしているとドライアイのリスクが高まります。しかし中には「シェーグレン症候群」がドライアイの原因となっていることがあるようなのです。シューグレン症候群とは一体どんな症状かご存知でしょうか?原因のわからないドライアイに悩んでいる方は参考にしてみてください。

シェーグレン症候群とは?

わたしたちの身体のいたるところには、様々な分泌腺が存在しています。例えば涙腺、唾液腺、鼻の粘液腺などがそれに該当します。これらが正常に機能していることで、わたしたちの身体は正常に機能し、様々な病気から身を守ってくれているのです。しかしこの分泌線に異変が生じ、身体が乾いていく病気があります。それが「シェーグレン症候群」と呼ばれるものです。シェーグレン症候群によって体のいろいろなところが乾きやすくなりますが、中でも目に症状があらわれると本人は「ドライアイ」だと感じてしまうようなのです。

本人は自覚せず医師からも見逃されることが多い

シェーグレン症候群はあまり知られておらず、病院を訪れる患者本人は、単に目が疲れやすい、何だかゴロゴロすると、はっきりしない症状を医師に訴える傾向にあります。更にそのはっきりしない患者の訴えを医師もドライアイと疑ってしまうケースがあり、医師でもシェーグレン症候群を見逃してしまうことが多いと言われています。

シェーグレン症候群は圧倒的に女性に多い

シェーグレン症候群の発症が多いのは、40歳以上の中年女性であることで知られ、男女比で言うと、1:9の割合で女性に多いといわれています。とはいえこれは罹患者の割合であって、全ての男性女性にいえることではありません。というのもドライアイを発症する人の中でも、シェーグレン症候群を伴っている人は1割未満とされているからです。あくまでシェーグレン症候群は、ドライアイを発症している人のごく一部に見られる病気であるということで、やはり見分けや診断は難しいと言えるのです。

シェーグレン症候群の診断と治療方

シェーグレン症候群は、目だけでなく全身に乾燥が及ぶ症状です。そのため病院での診断は、症状が全身にみられるかが判断の基準となっています。現在シェーグレン症候群については解明されていないところも多い一方で、医療機関では有効な投薬治療も確立されています。早期発見・早期治療ができれば、その後10〜20年の重症化も5%程度と非常に低いと報告されています。

もしシェーグレン症候群が疑われる場合は、目の乾燥に囚われず、全身を観察して医師に相談してみましょう。


writer:サプリ編集部