中国、多くの言語が消滅危機、7言語は使用者100人に満たず―米メディア

中国紙・新京報が9日伝えたもので、中国の政府系シンクタンク、中国社会科学院でシナ・チベット語族について研究している孫宏開(スン・ホンカイ)氏によると、中国には使用者が100人に満たない言語が7つあり、使用者が100〜1000人の言語も15あるという。
同氏はこうした言語が消滅の危機にある原因について「民族人口の少なさ」や「少数民族の人たちの都市部への移動」「メディアの発達による標準語の普及」などを挙げた上で、「言語は、民族の数千年の文化や独自の知識体系の支えとなるものだ。適切に保護されなければ、そうした知識は言語とともに消滅してしまう」と指摘している。(翻訳・編集/柳川)