大失速の低迷ドルトムントがボス監督を解任…後任にはケルンを解任されたシュティーガー氏が就任

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▽ドルトムントは10日、ピーター・ボス監督の解任を発表した。後任には、先日ケルンの監督を解任されていたペーター・シュティーガー氏(51)を迎える。

▽ドルトムントは9日、ブンデスリーガ第15節でブレーメンをホームに迎え、1-2で敗れた。日本代表MF香川真司を先発で起用したドルトムントだったが、前半に先制点を許す。香川のアシストからオーバメヤンが身体で押し込み、同点に追いつくが、65分に勝ち越しゴールを奪われ、ホームで格下相手に1-2の敗戦を喫した。

▽ボス監督は、ヨーロッパリーグ(EL)準優勝のアヤックスでの手腕を評価され、今季からトーマス・トゥヘル前監督の後任としてドルトムントの新指揮官に就任。ブンデスリーガ第7節のアウグスブルク戦までは6勝1分けのロケットスタートを飾ったものの、第8節でRBライプツィヒにリーグ初黒星を喫すると、ここから8戦未勝利という泥沼に。チームは、第15節終了時点で6勝5敗4分けの勝ち点22で首位バイエルンと13ポイント差を付けられている。

▽さらに、チャンピオンズリーグ(CL)では、レアル・マドリーとトッテナムという強豪と同居したエクスキューズはあったものの、4敗2分けの未勝利という低調な戦績で3位に終わっていた。

▽シュティーガー氏は、2013-14シーズンにケルンの監督に就任。就任1年目でチームをブンデスリーガ2部優勝に導き1部へ昇格。その後も優れた手腕でチームを着実に成長させると、昨シーズンはブンデスリーガ5位に導いていた。しかし、今シーズンはヨーロッパリーグとの両立が求められ、開幕から低迷を続け第14節を消化した時点で、リーグ戦未勝利で最下位に沈んでいた。