北朝鮮戦翌日の練習でボールを回すMF大島僚太

写真拡大

 雪辱のチャンスが迫っている。E-1選手権で日本代表の10番を背負うMF大島僚太(川崎F)は12日の中国戦(味スタ)に向け、ACLの広州恒大(中国)戦の印象を踏まえ、「力強さがすごくあった。いいポジションを取って、簡単につかまらないことが大事」と、対戦のイメージを膨らませた。

 9日の北朝鮮戦(1-0)は出番がなかったが、中2日の連戦となる中国戦ではチャンスがありそうだ。代表戦出場となれば、先発デビューを果たした昨年9月1日のW杯アジア最終予選初戦・UAE戦(1-2)以来。UAE戦はダブルボランチの一角で先発し、2失点に絡むなどほろ苦デビューとなった。今回はトップ下やインサイドハーフなどより高い位置で起用される可能性もあり、「(ボランチとは)多少違うところはあると思うけど、どっちも準備しないといけない」と心構えはできている。

 今合宿ではハリルホジッチ監督から「オオシマ!」と名前を呼ばれ、個別で指導を受ける場面も何度か見られた。指揮官から要求されているのは、守備の激しさと最終ラインの背後を狙ったパス。「狙うところは狙う。そうじゃないところはゆっくりと、使い分けたいと思う」。得点に直結する1本のパスを意識しながらも、「相手に引かれて、背後にスペースがないときは違ったアプローチが必要かなと思う」と、試合の状況を見て臨機応変に判断するつもりだ。

 Jリーグ優勝チームの一員として、自覚と誇りを持って日の丸を背負う。悲願の初優勝を飾った川崎Fからは5選手が代表入り。北朝鮮戦では大島以外の4人がピッチに立った。「サッカーはまったく違うけど、(クラブでのプレーを)出すところは出さないといけないし、いい意味で忘れないといけないかなとも思う」。悔しいデビュー戦から約1年3か月。フロンターレの10番は日本の10番として今度こそ真価を発揮する。

(取材・文 佐藤亜希子)


●EAFF E-1選手権2017特集ページ