外食産業が、一斉に全席禁煙に向けて動いています。

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【写真】タバコを吸うことが、お客さんにも従業員にも嫌がられる時代に。

東京都が屋内を原則禁煙とする条例案を、来年の都議会に提出するようです。そして、それを先取りするように、外食各社が全席禁煙にかじを切ろうとしています。その結果、お店の中だけでなく、敷地内でもいっさいタバコを吸えなくなるお店も出てくると見られています。

 

■ 分煙席もNG!「全席禁煙」にした理由は?

外食産業が「全席禁煙」に踏み切った理由の1つに、「将来の集客を増やしたい」という狙いがあるようです。

全席禁煙にすることで愛煙家が来なくなり、短期的には客足が減ると予想されます。それでも、若年層の喫煙率が下がっていることに注目し、将来に渡って来店してもらうことを重視したのでしょう。

また、タバコの煙や吸い殻を嫌って辞める従業員が増えてきたのも、人手不足の外食産業にとっては見過ごせない要因のようです。

 

■ タバコの臭いがしない!子連れにうれしい空間

すでに全席禁煙を実施しているのは「マクドナルド」「スターバックスコーヒー」「ロイヤルホスト」。また、「ケンタッキーフライドチキン」「デニーズ」「ワタミ」「串カツ田中」「サイゼリヤ」は、これから全席禁煙に移行する予定とのこと。

全席禁煙の店舗は、受動喫煙の心配がなくなり、健康に気を使う人や、子ども連れのファミリーが行きやすくなりそうですね。「タバコの煙がどうしてもイヤ!」という人は、全席禁煙のお店が増えることで、お店の選択肢がますます広がりそうです。(レタスクラブニュース)