ボクシング、WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ。勝利を喜ぶワシル・ロマチェンコ(2017年12月9日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ボクシング、WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチが9日、米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン(Madison Square Garden)で行われ、王者ワシル・ロマチェンコ(Vasyl Lomachenko、ウクライナ)は、挑戦者のギジェルモ・リゴンドー(Guillermo Rigondeaux、キューバ)が6回終了後に棄権したため、TKO勝利で4度目の王座防衛を果たした。

 五輪で2度金メダルを手にした選手同士による史上初のタイトルマッチで、圧倒されたリゴンドーが第7ラウンドに出ないことを選択したため、29歳のロマチェンコの勝利が宣言された。

 ロマチェンコの対戦相手が試合途中に棄権したのは、これで4戦連続となった。

 ロマチェンコは試合後のインタビューで、1980年のシュガー・レイ・レナード(Sugar Ray Leonard)戦でロベルト・デュラン(Roberto Duran)が発した言葉を引き合いに出し、「苗字を変えた方が良いかもしれないな。これからは『ノーマス・チェンコ(No Mas Chenko)』だ」とコメントした。

 戦績を10勝1敗としたロマチェンコは、リゴンドーにプロキャリア初の土を付けている。

 2008年の北京五輪と2012年のロンドン五輪で金メダルを獲得したロマチェンコは1回を除いて、体の大きさとスピードでリゴンドーを支配。パンチを出すよりも、ローブローやクリンチに出るというリゴンドーの作戦に徐々にいら立ちを募らせていったロマチェンコは、55回パンチをたたき込んだが、リゴンドーが当てたパンチは15回だった。

 2000年シドニー五輪と2004年のアテネ五輪で金メダルを獲得した37歳のリゴンドーは、2階級を上げてこのタイトルマッチに臨んだが、ロマチェンコに比べて体はかなり小さく見えた。試合後には観客からのブーイングも受けている。

 通算戦績を17勝1敗としたリゴンドーは試合後、2回に手を痛めたことが続行を断念した理由だと明かしている。

「負けたが、それは手のせいだ。2回に手の甲をけがして、続けられなくなった」とすると、「彼(ロマチェンコ)はテクニカルな選手。かなり素早くて、爆発力がある」と王者を評した。
【翻訳編集】AFPBB News